気分が悪い鳥見。 [ベニマシコ]
MFでは、河川敷などの葦原に行くと、いろんな場所でベニマシコの”ヒッヒッフォー”の声がします。ただ数が増えたと言うより、元々の生息場所にハンターが入り込み、荒らされたので、居場所がバラケたと言う感じです。この前も、ベニマシコポイントの様子を見に行こうとすると100mくらい手前で、バンバンの銃声が何発も聞こえ、行く事が出来ませんでした。(ほんとに気分が悪いし、なんで鳥見も出来ないんだ)。此処は有名なポイントなんですが、最近はCMさんも、あまり見なくなりました。事故が起きてからでは遅いので、なんとか手を打ってほしいと思います。
●ベニマシコです。”ヒッヒッフォー”の声がすると、どうも気になって姿を探してしまいます。なので撮った写真は沢山ありますが、今一ばかりで、雌が多いです。
●アオサギですが、ほんとは越冬中のクサシギを撮ったものです。遠いです。
中央を拡大すると2羽居ますね。
●シメは今年は少なくて上手く撮れてません。
●イカルも居ますが、これまた少ないです。
●ウグイスは、そこらじゅうでチャッチャと地鳴きしています。
●セッカも鳴かないけど居ますね。
●ホオジロも結構居ます。地鳴きは”チチチッ”とか”チチッ”でチが2回以上です。アオジは”チッ”でチが1回で似ていますが区別出来ます。
●ジョビ君は、尾を振って縄張りを主張しています。
●ジョビ君が居る河川敷には、殆どの場合、近くにモズが居ます。
●久しぶりにバンを見ました。(左:バン、右:オオバン)。
◎当地では、バンはあまり見られません。オオバンは、何処にでも居ます。バンとオオバン(どちらも同じクイナ類)です。バンとオオバンの比は、当地で1:500くらいかな。ところがですよ、バンは狩猟可でオオバンは狩猟禁止。昔はバンも沢山居たんでしょうね。狩猟対象なので、こんなに減ったのだと思います。このままでは、おそらくバンは、将来、絶滅危惧種になるでしょう。
ウズラも狩猟対象だったのですが、絶滅危惧種になり、2013年にやっと狩猟禁止になりましたが、本州では、野生ウズラは、ほぼ絶滅したそうです。
その代わりに、狩猟用にコジュケイ(外来種)を放鳥しているそうですが、外来種の放鳥という生態系を乱す行為を、していいのでしょうか。また、日本の国鳥である、キジも狩猟可です。減少しないように、コウライキジ(外来種)を放鳥していたようです。その為、キジとコウライキジの雑種なんて、変なキジが誕生しています。そのうち日本の国鳥のキジも、絶滅するんじゃないでしょうか。
スズメは、稲などの穀物を食べるため害鳥扱いされていますが、繁殖期には害虫や雑草の種子を食べるため、益鳥という側面もあります。中国では、かつてスズメを大量捕獲した結果、害虫が増え、翌年区昨になってしまった為、元に戻されたそうです。スズメは害鳥では無いのです。
人間に被害をもたらす、イノシシは順調に増えています。
鳥類の、狩猟を禁止しないから、狩猟が簡単な鳥類ばかり撃ち殺し、イノシシ等の害獣を野放しにしているのではないでしょうか。野鳥の捕獲、殺傷、飼育は犯罪で、銃で撃ち殺すのは合法。完全に矛盾しています。
トキやコウノトリの復活事業を、各地で行っていますが、絶滅に追い込んだのは、みんな人間。生息地の開発や狩猟によって、絶滅させたのです。絶滅してからでは遅いのです。今のうちに、なんとか手を打ってもらいたいと思います。
来年は酉年です。野鳥に対して優しい気持ちで接しましょう。
なんか、気分が悪く、やる気が無くなってしまいました。私の愚痴なのでコメント欄は、閉じさせて頂きます。
おしまい。