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月まで飛んでいけ。 [アマツバメ]


やっと夏鳥が、見られるようになりましたが、まだまだ少ないです。
繁殖地の山でも、オオルリの囀りが聞こえる様になりましたが、
キビタキの声は、まだ聞こえませんでした。

そろそろ、コムクが来る頃と、探してみたのですが、見つかりません。
木の上が騒がしいので見ていると、ツグミが騒いでました。
ツグミが木の上に居るという事は、ツグミもそろそろ渡って行くものと
思われます。
コムクドリも多いときは、良く見られたのですが、昨年頃から数が減って
今年も、殆ど見られません。なんか寂しいです。

●ツグミです。
ツグミ1904ba30t.jpg

コムクを探している途中で、対岸近くを飛ぶ群れを発見しました。
●アマツバメですね。(普通のツバメも混じってます)。
アマツバメ1904ac40t.jpg

ただ、ここからは近くに来ないし、こちらも近くに行けないという事で
対岸に移動しました。対岸から見ると、川の中央付近を飛んでいるようです。
アマツバメ1904ad50t.jpg

こちらの岸からは、河川敷を歩いて、川の中央まで行ける為、一生懸命歩いて撮って
きました。ただ、飛ぶ速度が速いのと、河川敷の石ころゴロゴロの所なので
真上に飛んでくると、石ころにつまずいて転びそうになるので大変でした。
また、行動範囲も広いので、アッという間に居なくなり、また飛んでくるのを
待ちながら、頑張りました。
こういうチャンスってあまりないんです。アマツバメは渡り途中なので、
当地では、何時でもみられる野鳥ではないですから。

※アマツバメは、ツバメの名前が付いていますが、ツバメの仲間ではありません。
 ツバメに似ている為、ツバメの名前が付いていますが、類縁関係は遠いです。 
 また、飛ぶ事に特化した野鳥で、翼が発達し、脚が衰えた為、地面を歩いたり
 地面から飛び立つ事が出来ません。止まるときは、断崖などにしがみついて
 ぶら下がって止まるようです。巣も断崖などに作り繁殖するようです。
 という事で、止まっている所は、まず見られません。
 一日中飛んでいて、採餌、巣材集め、睡眠も飛びながらするようです。
 アマツバメの仲間のヨーロッパアマツバメは10か月間、一度も着地せず飛び続けた
 という記録もあるそうです。
 単純に計算すると、1年で地球から月までの距離を、飛んでいる事になります。

と言う訳で、月とアマツバメです。
アマツバメ1904cn25t.jpg

1000枚くらい撮って、ピントが合ったのは1割程度、それでもアマツバメに
しては、よく合った方だと思います。
それでは、頑張って撮ったアマツバメです。


●まずは、偶然撮れた採餌です。虫を捕まえる直前です。
 これは、普通のツバメと同じですね。
アマツバメ1904br12t.jpg

●後は撮れた画像を並べます。こういう向きだと撮りやすいです。
アマツバメ1904bc25t.jpg

アマツバメ1904bd25t.jpg

アマツバメ1904bq25tb.jpg

アマツバメ1904bu20t.jpg

アマツバメ1904cm20t.jpg

●上面から、腰は白いです。
アマツバメ1904cd20t.jpg

アマツバメ1904ca20t.jpg

●横から。
アマツバメ1904ck12t.jpg

アマツバメ1904bz20t.jpg

●こちらに向かってくる所。
アマツバメ1904bt20t.jpg

アマツバメ1904bo20t.jpg

アマツバメ1904cf20t_e.jpg

●側面飛行です。
アマツバメ1904bk25t.jpg

アマツバメ1904by20t.jpg

●背面飛行もしたりして。
アマツバメ1904bx12t.jpg

発達した翼を巧みに使って、自由自在に飛び回ります。
どの写真を見ても脚は、見えませんね。

●あ!、こんな飛行機も飛んでました。
 ANAの東京2020オリンピック・パラリンピック特別塗装機"HELLO 2020 JET"
 だそうです。
ANA HELLO 2020 JET1904aa20t.jpg

早いのでファインダーに入れるのが精一杯ですけど、沢山飛んでいたので
なんとか、撮れました。
足場が、悪い中3㎏近いカメラを振り回して、クタクタになりましたけど。
もうすこし楽な鳥撮りもしたいんですけど、楽な鳥撮りなんてないからな~。

おしまい。


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アヨアン・イゴカー

>飛ぶ事に特化した野鳥
そのような鳥がいたのですね。10ヶ月間飛び続けた例も・・・
驚きました。回遊魚の鳥版ですね。
昔は、極楽鳥には足がない、と言う伝説もあったようですが、
アマツバメ(てっきりツバメの仲間だと思っていました)のような鳥がいれば、こういう発想も出鱈目でもないような気がしました。
by アヨアン・イゴカー (2019-04-18 09:09) 

queso

アマツバメは寝ている時も飛んでいると聞きますが、それでは
熟睡は出来ないのでは・・・と心配してしまいます。
何となく普通のツバメより目が大きいように感じます。
空中の小さな虫を捕えて食べる訳ですから視力もとても良いのでしょうね。
気温も上がって来ましたし、虫も羽化して燕も忙しくなりますね。

by queso (2019-04-18 18:41) 

ramblin

青空を切り裂くように飛ぶアマツバメは見ているだけで
興奮します。と言う事は撮れないと言う事なんです。
今日はイワツバメの飛翔に挑戦しましたがこの子に
手こずっているようではアマツバメはとてもとても・・です。
by ramblin (2019-04-18 20:44) 

takapy77

アヨアン・イゴカー さん、今晩は。
飛べない鳥もいるかと思えば、飛んでばかりの鳥もいて
進化って面白いですね。
まさしく、回遊魚の鳥版みたいな鳥です。
極楽鳥には足がないですか。極楽鳥って空想の鳥だと
思ってましたが、存在する鳥のようで足はあるようですね。
アマツバメには、足はあるんですけど、殆ど使わないので
弱くなって、歩けないみたいです。

by takapy77 (2019-04-19 19:47) 

takapy77

queso さん、今晩は。
アマツバメは寝ている時も飛んでいるようですね。高い所まで
上昇し、滑空しながら寝るようです。なんか嘘みたいですけど、
10か月間飛び続けるという事は、空中で寝てるんでしょうね。
あのスピードで小さな虫を捕捉するんですから、目はいいんで
しょうね。
天気のいい日は、虫も高く飛ぶので、アマツバメも高い所を
飛んでいますが、天気が悪い時とか、悪くなる前は虫も低く飛ぶ
ので、アマツバメも低く飛ぶようですね。
雨が降る前に見られる為、”雨燕”と言われてるようです。
この時も、天気が崩れる前に見られました。

by takapy77 (2019-04-19 19:59) 

takapy77

ramblin さん、今晩は。
アマツバメのスピードは、速いですね。まさしく青空を
切り裂くように飛んでいました。
私は、撮る難易度は、アマツバメもイワツバメも同じくらい
だと感じています。アマツバメは大きいですから、あの小さい
イワツバメと、相対的な速さは同じくらいだと思います。
どちらも、テレタン(600mm)では、追えないので400mm
くらいで撮る事が多いです。

by takapy77 (2019-04-19 20:06) 

えれあ

アマツバメは年に2、3回見かけますが、気がついて撮ろうと思っても遠く彼方です。
ブーメランのような形しか撮れたことがありません。
こんな模様で可愛い顔をしていたんですね。

by えれあ (2019-04-20 18:34) 

takapy77

えれあ さん、今晩は。
アマツバメは、高いところを飛んでいるときが多くて、
ブーメランのような形しか撮れない事が多いのですが、
偶に群れが低く飛んでくれ、近くから撮れる時があります。
可愛い顔をしてますね。
by takapy77 (2019-04-22 19:38) 

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