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今年も来ています。 [クロツラヘラサギ]


12月に入り、急に寒くなりました。天気も曇りがち(天気予報は晴れ)で
お日様が、殆ど出てくれません。(今回は11月下旬に撮影したものです)。

暫く行っていなかった河口に行ってきました。
目的はクロツラヘラサギ。
昨シーズンは、ヘラサギ2羽が飛来。それがヘラサギ1羽とクロツラヘラサギ1羽に
替わり、今年はクロツラヘラサギ(亜成鳥)2羽が飛来しています。
今まで、ヘラサギ類は、殆ど見られなかったのに、2年続けての飛来です。

最近は、カラシラサギ、オオカラモズ、トモエガモの増加等、今まで朝鮮半島で
越冬もしくは繁殖していた鳥類の飛来が目立ちます。

●クロツラヘラサギです。2羽とも亜成鳥です(左の2羽)。
 最初は、お眠の時間で暫く動きませんでしたが、30分程で起きてくれました。
クロツラヘラサギ2211aa405s.jpg
暫くして採餌を始めました。
クロツラヘラサギ2211ab35s.jpg
何かに驚いて飛び出したところです。後で気が付いたのですが近くに居るのは
ハシビロガモですね。
クロツラヘラサギ2211ad35s.jpg
飛翔です。初列風切りの先端(p9,p10)が黒色なので2羽共、亜成鳥です。
黒色部に違いがあり、識別が可能です。個体a(黒色部が多い)。
クロツラヘラサギ2211af35s.jpg
個体b(黒色部が少し少ない子)です。
クロツラヘラサギ2211ba35s.jpg
ハジロカイツブリが写っていましたが、現地では存在すら気が付きませんでした。
クロツラヘラサギ2211bd45s.jpg
2羽。個体識別が出来ますが、分かります?。
クロツラヘラサギ2211be40s.jpg

◎鴨も居ますが遠くて。

●寝ている子(矢印)は、トモエガモだと思います。
 トモエガモの飛来は、2017年頃から増加傾向で、近年では10倍以上に増加
 しているそうです(バードリサーチニュースより)。
 当地でも色々な場所で見られるようになりました。
マガモ他2211aa20s.jpg

●ヨシガモも例年並みに来ています。(コガモ、カイツブリも混じっています)。
ヨシガモ・コガモ・カイツブリ2211aa57s.jpg

●カンムリカイツブリも数羽来ています。
カンムリカイツブリ2211aa35s.jpg

●鴨の近くをチュウヒが飛んでいましたが、鴨は無関心でした。
チュウヒ2211ba30s.jpg

チュウヒ2211bb30s.jpg

●ミサゴも飛んでいましたが、飛び込んでくれません。
ミサゴ2211aa40s.jpg

◎カモメも来ていますが、まだ数は少ないし、今年は例年より更に遠いです。
 識別は殆ど出来ません。(手前の干潟に来てくれるといいのですが)。
カモメ達2211aa57s.jpg

●殆どはセグロカモメとウミネコです。
カモメ達2211ab20s.jpg

●ユリカモメも10羽程見られました。分かります。
カモメ達2211ac20s.jpg
ユリカモメの飛翔です。
ユリカモメ2211aa30s.jpg

カモメは、海上で採餌をする為、潮の流れが重要になります。
近年黒潮の大蛇行が発生していて、当地に近づいたり、離れたりしています。
直近では、離れていた黒潮が近づいてきており、もう少し近づいてくれると
カモメの数も増えてくれると思います。
海流については、下記のホームページで確認できます。
リンクフリーなので貼っておきます。
「海上保安庁ホームページ」(海洋情報部)へのリンク

おしまい。


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コメント 10

アヨアン・イゴカー

海流まで考慮に入れて観察するとは、本格的ですね。
海上保安庁のリンク、早速お気に入りに入れておきました^^;
by アヨアン・イゴカー (2022-12-04 11:19) 

queso

クロツラヘラサギに出会えるとは嬉しいですね^^。
MFにこんな子が来てくれたらなぁと思いますが・・・難しいです。
鴨達はチュウヒやミサゴが来ても、あまり動じませんね。
今季MFではユリカモメが多いです。
by queso (2022-12-04 15:45) 

ramblin

 私の県内でもクロツラヘラサギは短期間立ち寄りしますが
直ぐにぬけてしまうことが多いです。
 この鳥は長い嘴を水中に突っ込んでユラユラさせて
採餌する様子がが面白いですよね。
 立派な冠羽が伸び胸が黄色になるまで居てくれたら
良いですね。
by ramblin (2022-12-04 20:56) 

風神

いつもたくさんのnice!をありがとうございます。
クロツラヘラサギ、ヘラサギ類をまだ見た事がありません。
河口でなくても、淡水域でも見られるんでしょうか。池や川の上流の淡水域によく行ってまして、汽水域にはめったに行かないんですが、こうして見てるとカモ達も汽水域にたくさん居ますね。
万葉集にも詠われた有名な干潟(片男波)もあるんですが、遠くてあまり行く気が起こらず、近場になっちゃうんです^^;
by 風神 (2022-12-04 22:12) 

美美

クロツラヘラサギ、近所では見られない鳥さんですが
2羽見られたのはなんだか嬉しいです。
一羽では寂しいですからね(^^)
by 美美 (2022-12-09 17:20) 

takapy77

アヨアン・イゴカー さん、こんにちは。
まだ、海流と野鳥の関係は、分からないところが
多いのですが、やはり餌が豊富でないと野鳥も少ないので
関係してると思い、調べている最中です。
後、潮回り(大潮とか)も見ています。

by takapy77 (2022-12-11 15:18) 

takapy77

queso さん、こんにちは。
今年もクロツラヘラサギが来てくれました。
今年は冬鳥が少ないので、やはり嬉しいですよ。
チュウヒやミサゴは鴨を狙わないので、鴨たちも
分かっていて動じませんね。
ユリカモメは、ここでは久しぶりに見ました。
近年、こちらではユリカモメが減っています。
まあ、餌付けしているユリカモメの駅はありますけど
見に行く気は、全くありません。

by takapy77 (2022-12-11 15:24) 

takapy77

ramblin さん、こんにちは。
クロツラヘラサギは、昨年も結構長居してくれたので
今年も、長居してくれるといいのですがね。
成長が来てくれるといいのですが、亜成鳥なので
そこまでいても、夏羽(2月頃かな)は見られないと
思いますが、どうなんでしょうね。

by takapy77 (2022-12-11 15:30) 

takapy77

風神 さん、こんにちは。
クロツラヘラサギは、河口などの汽水域が多く、
あまり淡水域には入らないようです。
個体数は増加傾向にあるようですが、日本で見られるのは
九州と山口県が殆どで、それ以外だと年に20羽程度だそうです。
まあ、当地には昨年から突然来るようになったので、
そちらに来ても不思議はないと思います。

by takapy77 (2022-12-11 15:36) 

takapy77

美美 さん、こんにちは。
1羽だと寂しいですよね。
そういえば、こちらではいつも2羽ですね。
ヘラサギ2羽→ヘラサギ+クロツラ→クロツラ2羽。
鳥さんも1羽だと、寂しいのでしょうね。

by takapy77 (2022-12-11 15:40) 

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