ダイサギの話。 [ダイサギ]
MFの桜(ソメイヨシノ)は、満開になり今が見頃です。
菜の花も咲き、春たけなわという感じです。
ただ、鳥さんはというと、
冬鳥が減り、夏鳥が来ない(一部来てますが)という閑散期になります。
さて、今回は。
比較画像が撮れたのでダイサギについて書きたいと思います。
1.種として、
ダイサギは1種ですが、亜種は4種類います。
そのうち日本で見られるのは2亜種です。
一年中見られるように思われがちですが、実は2亜種が入れ替わっています。

〇亜種ダイサギ "A.a.alba"(オオダイサギとも呼ばれます)は、冬鳥。
中国東北部で繁殖し越冬の為、日本に飛来します。
当地では11月~4月頃まで見られます。
〇亜種チュウダイサギ"A.a.modesta"は、夏鳥。
日本で繁殖し越冬の為、南方に渡ります。ただ一部日本で越冬する個体もいます。
4月~11月頃まで見られます。
2.特徴について、
2-1.大きさ。
〇亜種ダイサギ:日本で見られる最大のサギ、アオサギと同等か少し大きい。
(日本で見られる最大のサギは、亜種ダイサギになってしまいますが)。
〇亜種チュウダイサギ:アオサギより一回り小さい。
2-2.脚の脛の部分の色。
〇亜種ダイサギ:ピンク~肌色。
〇亜種チュウダイサギ:黒(但し4~5月頃の婚姻色時は赤味を帯びる)。
※亜種ダイサギと亜種チュウダイサギを別種とする説もあります。
それでは、写真で比較してみます。左が亜種ダイサギ、右が亜種チュウダイサギです。

分かります。大きさや脛の部分の色が違います。前に書いた特徴を写真に
入れました。参考にして下さい。

もう少し写真を載せておきます。群れは50羽程、殆どが亜種ダイサギですが、
中に数羽、亜種チュウダイサギが混じっています。

一番左と中ほどに、亜種チュウダイサギがいます。

どの子が亜種チュウダイサギか分かります。・・・大きさで分かりますね。

※今回分かった事。
亜種ダイサギも、繁殖時は亜種チュウダイサギと同じように婚姻色になりますが、
今居る個体で婚姻色の亜種ダイサギは、いませんでした。
一方、亜種チュウダイサギは婚姻色になっている個体の方が多く
目先の色などが変っています。
亜種ダイサギと亜種チュウダイサギでは、繁殖時期に違いがある事がわかりました。
後は、今週の鳥さんです。
それでは、写真で比較してみます。左が亜種ダイサギ、右が亜種チュウダイサギです。

分かります。大きさや脛の部分の色が違います。前に書いた特徴を写真に
入れました。参考にして下さい。

もう少し写真を載せておきます。群れは50羽程、殆どが亜種ダイサギですが、
中に数羽、亜種チュウダイサギが混じっています。

一番左と中ほどに、亜種チュウダイサギがいます。

どの子が亜種チュウダイサギか分かります。・・・大きさで分かりますね。

※今回分かった事。
亜種ダイサギも、繁殖時は亜種チュウダイサギと同じように婚姻色になりますが、
今居る個体で婚姻色の亜種ダイサギは、いませんでした。
一方、亜種チュウダイサギは婚姻色になっている個体の方が多く
目先の色などが変っています。
亜種ダイサギと亜種チュウダイサギでは、繁殖時期に違いがある事がわかりました。
後は、今週の鳥さんです。
◎池の水位が高く、なかなか行けなかったのですが、久しぶりに覗いてみました。
鴨や越冬シギは、かなり減って寂しい感じです。

●上の赤く囲った部分を拡大すると、アオアシシギ6羽とセイタカシギ1羽
オナガガモ等のカモが確認できました。
ただ寒暖差が大きく、空気の揺らぎで解像しません。

●アオアシシギです。光の関係が悪かったです。

●セイタカシギは、葦の離間からやっと見える程度。寝てました。

●コガモは、元気いっぱいでした。

◎最近のMFの河川敷。
●今回はオカヨシガモが多く見られました。30羽くらい居た感じです。

●河原を歩くとコチドリが見られました。

クサシギも居たのですが、警戒心が強くて直ぐに逃げられました。
証拠写真はありますが、今一なので割愛します。
警戒心が強い訳は、
●飛び出してきたハイタカです。

●ハイタカが飛んで行った方向に進むと、今度はオオタカ(若)が、
カラスに絡まれていました。

●キジの飛翔がやっと撮れました。これだけの羽があれば、もっと飛べる
気がしますがね。

●後はツグミ。なんか今一の写真になってしまいました。

レンジャクは3月末に、まだ居ました。4月1日には確認できませんでした。
ジョウビタキは鳴き声がするので、まだ居るようです。
これだけ暖かいと夏鳥の飛来を期待してしまうのですが、
昨年3月末に見られたアマツバメは、まだ来ていないし
オオルリ等も西の地でも入っていないようなので、まだですね。
という事で夏鳥の飛来は、早くないようです。
おしまい。
ダイサギにも色々と居るんですね、知らなかったです。
知らない私には、ダイサギとコサギに見えてしまいます^^;
コチドリの飛翔写真を初めて見ました。立派な翼なんですね。
先日こちらの池では、もうヒドリガモしか残っていませんでした。
by 風神 (2023-04-02 21:29)
まだ鴨類が残っているのですね。
MFではコガモとマガモが僅かに残るばかりとなりました。
これだけ暖かいと夏鳥の飛来は早いのではと期待していましたが、
九州や関西の方のブログを拝見しても、まだ夏鳥はさほど入って
いないようですね。冬鳥は早々に帰ってしまいましたが・・・。
MFの河川敷では、例年並のタイミングでコチドリが飛来しました。
by queso (2023-04-03 11:40)
近所の小川でも亜種ダイサギが3月中旬まで居ましたが
もう渡去したようです。
干潟にはオオソリとか飛来しているようなので行きたいのですが
体力的に不安も有り躊躇しています。
山野の夏鳥に関しては関西方面での動向を気にしています。
by ramblin (2023-04-03 14:11)
冬に見るダイサギは大きいですね。
春になってチュウサギを探す頃のダイサギは、何か小さいなあと時々悩まされます。
並べるとこんなに大きさが違うのですね。
by えれあ (2023-04-08 15:53)
風神 さん、今晩は。
鳥見を初めた頃は、シラサギの識別も難しかったのですが、
最近は分かるようになりました。
チュウサギも入ってきたようですし、もうすぐ
アマサギも入ってくると思います。
また近年はヘラサギ、クロツラヘラサギも見られるようになり
カラシラサギも稀に見らます。サギは増えています。
コチドリは、渡ってくるだけに飛翔力は結構あると思います。
カモは少なくなりましたが、オカヨシガモは今日も50羽ほど
残ってました。
by takapy77 (2023-04-08 20:36)
queso さん、今晩は。
鴨類は、かなり少なくなりましたが、まだ残っています。
今日もオカヨシが50羽ほど見られました。
暖かいと夏鳥の飛来も早いような気がしますが、今年は
遅い感じです。西の方でキビタキの飛来情報はありますが
オオルリは、まだのようです。2日間天気が悪かったので
足止めをくったかななんて考えてます。
天気が回復したので、来週あたり入ってくると思います。
コチドリは例年並みでしたが、アマツバメがまだ見られません。
来週に期待です。
by takapy77 (2023-04-08 20:47)
ramblin さん、今晩は。
亜種ダイサギは少なくなりましたが、今日も居ました。
代わりに、亜種チュウダイサギが増えてきました。
今日は、潮回りがいいのですが、前日の雨による増水と
猛烈な風の為、見に行くのを諦めました。
山野の夏鳥は、私も関西方面の動向を気にしてるのですが
今年は早くないようですね。荒れた天気だったので
天気が回復する来週あたりですかね。
by takapy77 (2023-04-08 20:53)
えれあ さん、今晩は。
亜種ダイサギは大きいですね。亜種チュウダイサギと比べると
こんなに違うんだと感じました。
チュウサギとコサギを比べてみたいのですが、あまり変わらない
気がしてます。アマサギは小さいくて可愛いです。
by takapy77 (2023-04-08 20:59)