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探鳥回顧録 [(p'nympha)]

今年は、里山ばかり行っていました。目的は、ある鳥の生態を観察するためです。

ただ、チョット問題がありまして、記事に出来なかったのですが、繁殖も終了(成功したと思います)し、もう見られなくなったのと、忘れそうなので記事にする事にしました。

情けない事に、この鳥が以前、当地で繁殖していた事を、今年5月までは知りませんでした。フィールドである方とお話している中で出て来た鳥さんです。ネットで調べると確かに10年以上前に見られたようです。ただ、その時、全国各地から300名程のCMさんが押し寄せ、現地は大混乱。不安や苦情が多数寄せられ、立ち入り禁止になった事を知りました。

まあ昔の事で、今は居ないと思いましたが、一応囀りだけは覚えておこうと思い覚えました。初めは、サンコウチョウなどの生息地を探す目的で、色々な所に行ってました。

ところが、ある日(6月下旬)その囀りを聞いてしまったのです。もうそれからは、この鳥(愛称”ピーたん”(私が勝手に決めましたけど))探しに明け暮れていたのでした。バードウォッチャーなら一度は会いたい憧れの鳥ですもの。

囀りをお聞きください。(最も多く囀った時のものです)

”ピーたん”は、繁殖期には囀らないそうですが、その通りで囀りません。2~3時間に一度、数回囀っておしまい。しかも周りは、山ばかりで大木が立ち並び、囀りの方向や距離感すら分かりません。

こんな感じです。

里山1607ab.jpg

また、こんなやつも居ます。(ニホンカモシカ)

ニホンカモシカ1607aa.jpg

角が1本無いし。危害を加えなければ人は襲わないと聞いていても、やっぱり近いと怖い。^^;

でも、行くたびに”ピーたん”の囀りは聞こえます(1日に2~4回ですが)。しかし見付けられません。だって突然囀るから分かる訳な~い^^;。

日に日に囀りは少なくなって行きました。囀りが聞こえなくなったら止めようと思いました。そして、ついに聞こえない日(7月初め)が・・・・・・・。その時は、もう止めようと思いました。たった一人での探鳥は寂しくて(他に人は居ないし、他の人にしゃべる訳には、いかない鳥さんだし)、携帯も圏外だし。

それがですね~。セットしておいたICレコーダーに囀りが入っていたんです(自宅に帰ってから分かりました)。この時、私は歩いて奥の方で探鳥をしていたんです。ICレコーダーは車にセットして録りっ放しにしておいたんですね。録れた時間から、私もすぐ近くに居たはずという事、でも聞こえなかったということが分かりました。

ということは、車を置いた所の近くに居るはずという事(距離感)が分かりました。この時、探鳥心に、また火が付きました。

そしてついに!。

遠くの木の上の方に、1羽の鳥さんが止まるのを見つけました。遠いし、背景が明るいしで肉眼では、良くわかりません。ファインダーで見ると、”ピーたん”だ~~~。ただ枝がゴチャゴチャでAFが合いません。なんとか撮った1枚です。(証拠写真程度ですけど)。

pittan1607ad.jpg

90%諦めていた”ピーたん”撮れちゃいました。その後、飛ばれましたが、飛んで行く方向は確認しました。

でも、これで分かっちゃった。居そうな場所が。次からは飛んで行った逆方向に移動して探鳥することにしました。ただ営巣場所に誤って近付かないように、山から遠目の位置から観察することにしました。

さて、結果は、どうなったでしょうね。今回は、此処までです。続きは次回ということで。

”ピーたん”は、保護が必要な希少種で絶滅が危惧されています。それに加え、巣に人が近づくと育児放棄する危険が、かなり高い鳥さんです。前記したように当地でも300名程のCMさんが集まり、大問題になりました。また昨年近畿地方でも同様に300名程のCMさんが集まり、大混乱になったそうです。300名も集まったら地元の方に迷惑がかかりますし、立ち入り禁止になると思います。

今回は繁殖も終わり、”ピーたん”は、この地を離れ、見られなくなった事を確認しましたので、記事にする事にしました。探しても無駄だと思います。ただ念の為、検索等に引っ掛からないように鳥の名前は、一切記載しません。あくまで”ピーたん”です。

コメント欄は開けておきますが、承認制にしますので、鳥の名前は記載しないよう協力を、お願いします。816000000000000なんて書くのはいいですよ。この場所は、昔見られた場所とは、全く違う所で、私しか知らない場所です。話す気もありませんので問題ないと思いますが、念の為、宜しくお願いします。

つづく