海岸と田園 [野鳥]
しばらく、小鳥さんが続いたので、今回は海と田園です。
今年も、コアジサシがやってきました。最初は、海岸近くに入る
のですが、到着して1週間程経っているので、中流域(MF)近くでも
飛んでいるのが、確認できました。
●これは、海岸と河口で撮ったコアジサシです。
背景は、太平洋の荒波です。
●河口に1羽だけポツンと居たカモメです。オオセグロ1回の退色個体だと
思ったのですが、それにしては、初列や尾羽の褐色の斑が全くないし、
嘴も黒い部分が少ないので、シロカモメ1回と判断しました。
逆光気味で良く分からないのですが、これでも対岸なので、近くには
行けません。しばらく休んでいたのですが、釣り人が近づいてきたので
飛んで行ってしまいました。
●太平洋を航行する、船の後に付いていた群れです。オオミズナギドリだと
思いますが、遠くて良く分かりません。
田園も回りましたが、あまり居ませんでした。
夏鳥が増えた。 [キビタキ]
先週土曜日は、山(標高100mくらい)に夏鳥の入り具合を見に行きました。
ここは、野鳥は多くないのですが、人が少なく、あまり邪魔されずに
鳥見が出来るので、この時期時々行く所です。
人が少ないと言う事は、鳥の警戒心も強いという事ですけど・・・。
この日は、此処にこんなに多くの野鳥がいるのかと思うほど
沢山の夏鳥が入っていました。
●まずは、今まであまり見られなかった、キビタキが3羽ほど確認できました。
まだ入ったばかりのようで縄張り争いをしている個体も見られました。
見難いですが2羽写ってます。
ちょうど八重桜に止まってくれたので、離間から隠れながら撮りました。
キビタキ1回夏羽(若鳥です)。
●オオルリも2個体程居たと思いますが、撮れたのこれだけ。おなじ個体ではないかも。
●サンショウクイも入っていますが、まだ鳴き声は少なく、やっと見つけました。
サンショウクイ雄です。
ヤブサメの囀りがずっと聞こえていたのですが、距離感が分からず見つける事が
出来ませんでした。(ただ、よく聞こえたので、私の耳は大丈夫のようです)。
今年も少ないな~ [コムクドリ]
月まで飛んでいけ。 [アマツバメ]
やっと夏鳥が、見られるようになりましたが、まだまだ少ないです。
繁殖地の山でも、オオルリの囀りが聞こえる様になりましたが、
キビタキの声は、まだ聞こえませんでした。
そろそろ、コムクが来る頃と、探してみたのですが、見つかりません。
木の上が騒がしいので見ていると、ツグミが騒いでました。
ツグミが木の上に居るという事は、ツグミもそろそろ渡って行くものと
思われます。
コムクドリも多いときは、良く見られたのですが、昨年頃から数が減って
今年も、殆ど見られません。なんか寂しいです。
●ツグミです。
コムクを探している途中で、対岸近くを飛ぶ群れを発見しました。
●アマツバメですね。(普通のツバメも混じってます)。
ただ、ここからは近くに来ないし、こちらも近くに行けないという事で
対岸に移動しました。対岸から見ると、川の中央付近を飛んでいるようです。
こちらの岸からは、河川敷を歩いて、川の中央まで行ける為、一生懸命歩いて撮って
きました。ただ、飛ぶ速度が速いのと、河川敷の石ころゴロゴロの所なので
真上に飛んでくると、石ころにつまずいて転びそうになるので大変でした。
また、行動範囲も広いので、アッという間に居なくなり、また飛んでくるのを
待ちながら、頑張りました。
こういうチャンスってあまりないんです。アマツバメは渡り途中なので、
当地では、何時でもみられる野鳥ではないですから。
※アマツバメは、ツバメの名前が付いていますが、ツバメの仲間ではありません。
ツバメに似ている為、ツバメの名前が付いていますが、類縁関係は遠いです。
また、飛ぶ事に特化した野鳥で、翼が発達し、脚が衰えた為、地面を歩いたり
地面から飛び立つ事が出来ません。止まるときは、断崖などにしがみついて
ぶら下がって止まるようです。巣も断崖などに作り繁殖するようです。
という事で、止まっている所は、まず見られません。
一日中飛んでいて、採餌、巣材集め、睡眠も飛びながらするようです。
アマツバメの仲間のヨーロッパアマツバメは10か月間、一度も着地せず飛び続けた
という記録もあるそうです。
単純に計算すると、1年で地球から月までの距離を、飛んでいる事になります。
と言う訳で、月とアマツバメです。
1000枚くらい撮って、ピントが合ったのは1割程度、それでもアマツバメに
しては、よく合った方だと思います。
それでは、頑張って撮ったアマツバメです。
桜は、もう終わりかな。 [オオルリ]
賑やかになってきた。 [野鳥]
こちらの桜は、咲くのが遅かったのですが、やっと満開になりました。
と思ったのですが、一昨日の低温、雨、強風で早くも散り始めています。
それでも、まだ満開に近く、もうしばらく楽しめそうです。
MFの公園、今年はシメが1羽とビンズイが10羽程度居ただけで
レンジャクも入らなくて、寂しかったのですが、いきなり、イカル、シメの
混群が、50羽くらい入ってきて、賑やかになってきました。
●イカルとシメです。
ただイカルとシメは地上で採餌するので、見えないんですよね。
時々散歩の人が近づくと、飛び立って見えるのですが、木の陰に上手く隠れるので、
これまた見えない。コイカルとか居ないかなと思っても、近づくと飛ばれるし、
全然分かりません。
●イカルです。
●シメは近くに来て、木の実を食べている子も居るので、撮れるのですがね。
●アオジも、まだ何羽かは残っているようです。
ニュウナイスズメも、まだ20羽程度は滞在してました。
ツルちゃんが、こない。 [野鳥]
毎年、3月下旬には、渡りのツルシギがやってくるのですが、
今年は、来てくれませんでした。なんかいつも来てくれる子に
会えないと、寂しいですね。これから来るのかもしれないけど
もうチョット疲れました。
最近は、寒暖差も大きく、毎日強風が吹き荒れていて、週前半は、
気温も低くて、真冬の寒さ。一昨日頃から、やっと春らしい
気温に戻りましたが、相変わらず強風が吹いています。
花粉は、毎日、”非常に多い”の予報だし、雨も殆ど降らないので
埃もすごくて、目はショボショボ、鼻水だらだらで、困ってしまいます。
今回は、ツルちゃん探しに、池に行ってきたので、その時の様子を紹介します。
●今シーズン越冬した、アオアシシギは3羽。でも仲が悪いのかバラバラな場所に
1羽ずついます。偶々近くに来てくれたところです。
●タシギは増えてきて5~6羽居ます。
花がらみなんだけど、なんか似合わないな~。
●コチドリも増えてきて数羽。近くにいた子です。
●池では、時々燕が水浴びにきます。
後は、別の場所で撮ったシギチを少し。
再検証 [カナダカモメ]
一度記事にしましたが、識別が出来なかったので、再度探しに行きましたが
見つからず、諦めましたが、やはり気にかかり、頭から離れないため、
撮った画像を再度見直しました。撮影は2月中旬です。
あまりにも遠いので、画像鮮明化ソフトを使いましたが、あまり変わりませんでした。
なを、彩度はすこし上げて分かりやすくしています。
カナダカモメ成鳥の特徴を、色々な文献から纏めました。以下がそれです。
1.セグロカモメよりやや小さい。ただしセグロカモメ雄タイプは、
雌タイプより大きい為、セグロカモメ雌とカナダカモメ雄を比べた場合
ほぼ同じに見える。セグロカモメ雄とカナダカモメ雌を比べると
かなりカナダカモメが小さく見える。
2.頭の形には、丸みがある。
3.頭の褐色斑は、モヤっとした感じ。
ただし、冬羽でも頭が白っぽい個体が居る。
ただし、冬羽でも頭が白っぽい個体が居る。
4.背の色は、セグロカモメより淡くシロカモメより濃い。
5.嘴は小さくウミネコとほぼ同じ。
6.初列上面は、各羽外弁が黒色、内弁が淡色。初列下面は、黒色が殆ど見られない。
ただし、下面については、クムリーンアイスランドカモメや
雑種シロセグロ(シロカモメ×セグロカモメ)も同じように見える為、注意
7.初列上面の黒斑は、セグロカモメよりやや淡いが、野外での比較は難しい。
8.初列風切りの尾羽からの突出が大きい。
8.初列風切りの尾羽からの突出が大きい。
9.初列の黒斑は5~6枚(6枚目p5に小さな黒斑が入る)。
10.足の色はセグロカモメより濃いピンク色。足は短め。
11.観察場所は、銚子、皇居、三重県津市が有名。近年個体数が増加傾向にある。
などです。
● 1、大きさですが、近くにいるカモメより少し大きい程度。オオセグロカモメより
一回り小さい(オオセグロの大きさは、オオが付いていますがセグロカモメと
ほぼ同じです。ただ後ろに居るセグロカモメとは、同じくらいに見えますが
頭のサイズは、明らかに小さいです。
● 2.頭の形は、丸みがあります。3.頭の褐色斑は、モヤっとしています。
4.背の色は、セグロカモメと同程度か白っぽく見えます。
5.嘴は、奥のセグロカモメと比べると、明らかに細く、カモメより少し太い
程度です。
● 6.初列下面の黒斑が、どの写真を見ても見られません。セグロカモメ、カモメなど
他のカモメは黒斑と共にミラーが見えるのですが、この子は見えません。
●7.初列上面の黒斑は、セグロカモメよりやや淡い。
光の関係もあるかもしれませんが、他のカモメより淡く見えます。
● 8.初列風切りの尾羽からの突出が大きい。
確かに突出が大きいように見えますが、鳥の向きによって変わるので
正確ではないと思います。
● 9.初列の黒斑は5~6枚(6枚目p5に小さな黒斑が入る)。
飛翔が撮れなかったので、分かりません。
写真を見直した結果、飛翔が見つかりましたので、写真を追加しました。
見難いですが初列の黒斑は5枚。
パターンもカナダっぽい。足の色も濃いピンクですね。
●10.足の色はセグロカモメより濃いピンク色。足は短め。
見難いですが初列の黒斑は5枚。
パターンもカナダっぽい。足の色も濃いピンクですね。
●10.足の色はセグロカモメより濃いピンク色。足は短め。
飛来しても、なんの不思議もないと思います。
タグ:カナダカモメ