残念!、見つけられなかった。 [野鳥]
MFの河川敷公園&河原は、この時期人も多いし、たいした野鳥も居ないんです。
治水工事や、昨年の豪雨で川の流れが変って、本流が今までとは違う所を
流れるようになった場所もあって、更に野鳥が少なくなった感じです。
●水が無くなった河原。昨年までは本流が流れてました。(3月撮影)。
なので、あまり行ってないのですが、たまたま他での探鳥の帰りに寄った所
今まで、聞いたことのない、囀りが聞こえてきました。
こんな囀りです。
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ここは、河川敷で海抜10mです。ウグイスや、オオヨシキリ、ヒバリ等の
囀りも入っています。
結構近くから聞こえますが、頻繁には聞こえず。10分間隔で1フレーズ程度です。
一生懸命探したのですが、何処にいるか全く分かりません。
後で分かりましたが、これでも100mくらい離れているので、見える訳ないです。
正体が知りたくて、声を頼りに囀りの方向に向かいます。最終的には
10mくらいまで近ずけたのですが姿は見えません。ただ木の上で鳴いているのと
声はかなり大きな声であることは分かりました。その時ガサガサと言う音と
共に、大きめの鳥が逃げるのが一瞬見えましたが、正体は分かりませんでした。
しばらくして、少し離れた所から、また聞こえ出したのですが、そちらの方向は
道もなく、草が凄いので、しょうがなく大回りして向かいましたが、着いた時には
鳴いてくれず、姿は見つけられませんでした。(しばらく待っても駄目でした)。
諦めて車まで戻ると、また囀りが聞こえだしましたが、相当歩かされた後で
ヘトヘトなので、諦めました。
次の日にも行ってみましたが、当然のごとく抜けていて居ませんでした。
会いたかったな~ 残念!。
★”11、11、11、11、11”とジュウイチを5回言ってから、もう一度
囀りを聞いてみて下さい。ジュウイチに聞こえましたか。
そう、カッコウ類の一種、ジュウイチだったのです。ただフィールドで
聞くと、11に聞こえないんですよね。
カッコウ類4種の内、ジュウイチだけ、まだお会い出来てなくて、
ずっと探していたのですが、こんな場所に居るなんて思いもよりませんでした。
ジュウイチは、カッコウ類の中で一番高い所(当地では標高1200m以上)で
繁殖する夏鳥です。当遠州地方でも北部山岳部で少数が繁殖しているようです。
今回の個体は、渡りの途中で寄った個体ですが、囀るとはチョットびっくりです。
秋の渡りでは、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、(ジュウイチ)が見られますが、
春にも渡り途中の個体が寄る事、渡りの時期はジュウイチは5月10日頃
という事が分かりました。
ちなみにツツドリは4月終わり頃、囀りを聞きました。ホトトギスは、まだ
到着してないのですが、もうそろそろ囀りが聞こえる時期になります。
また、カッコウ類は識別が難しく、鳴かないと完全には識別出来ないのですが、
ジュウイチだけは、鳴かなくても識別出来るのです。
鳴いてほしい時は鳴かなくて、鳴いた時は姿が見えないなんて、意地悪ですね。
まあ、渡りの個体がいる事が分かっただけでも、大きな収穫ですけど。
●話は変わって、オオヨシキリは今年も入ってきて元気な声で鳴いてます。
あまり綺麗な声では、ありませんが、オオヨシキリの囀り&地鳴きです。
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