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セグロカモメの換羽について [セグロカモメ]


来週半ばから寒波がやってきて、本格的な冬がやってきそうです。
寒くて布団から出るのが、大変になってきますね。

さて、今回はセグロカモメです。
撮影は11月15日。
河口のカモメは、まだ少なくてウミネコとセグロカモメ合わせて
50~100羽程度でしょうか。
セグロカモメ211157s.jpg

その中から、近くに飛んできてくれた、セグロカモメの換羽状況について書きます。
セグロカモメ(成鳥)は、亜種によって夏羽⇒冬羽への換羽完了の時期が違います。

当地で見られるセグロカモメの換羽完了時期は、
1、
亜種モンゴルセグロカモメ・・・11~12月
2、亜種セグロカモメ・・・・・・・12月~1月(個体差が大きい)。
3、亜種タイミルセグロカモメ・・・1月~3月

ただ、換羽時期には個体差があり、また時期が重複する為、
識別の参考にはなりますが、同定はできません。

今回5羽の飛翔が撮れましたので、換羽の早い順から並べてみます。

●セグロカモメ個体a
 この個体は旧羽はありません。p10が新羽伸長中でp9も伸びきっていませんが
 あと少しという感じです。
 虹彩の色は、明るい黄色。頭と胸の斑は多め。嘴に小さな黒斑があります。
 顔がオオセグロのように、きつく見えます。 
セグロカモメa2111ab25s.jpg

セグロカモメa2111aa25sb.jpg

●セグロカモメ個体b
 この個体も旧羽はありません。p10が新羽伸長中ですが極短い。
 p9も半分程しか伸びていません。
 虹彩の色は、チョット暗い橙色。頭と胸の斑は少なめ。嘴にチョットだけ
 黒斑があります。
セグロカモメb2111ae30s.jpg

セグロカモメb2111ad30sb.jpg

セグロカモメb2111af35sb.jpg
続きます。

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猛禽類も増えてきました。 [チュウヒ]


河川の治水工事で芦原が減少し、それに伴いチュウヒの飛来数も
減っている感じなのですが、今年もMFに来てくれました。
この個体は、毎年来てくれる個体だと思います。
●チュウヒです。
チュウヒ2111aa30s.jpg

チュウヒ2111ad30s.jpg

チュウヒ2111ae30s.jpg

チュウヒ2111af30s_e.jpg

河口でも、若い個体が見られました。
チュウヒ2111ba25s.jpg

チュウヒ2111bj20s.jpg

富士山とチュウヒなんですが、橋の上のトラックが邪魔ですね。
チュウヒ2111bb45s.jpg

この子は、一生懸命獲物を探していました。チュウヒはホバリングはできませんが
向かい風を上手く使って、殆ど止まって探していました。
チュウヒ2111be20sb.jpg

チュウヒ2111bi35s.jpg

チュウヒ2111bk35s.jpg

ハイタカも増えてきました。ハイタカが居ると小鳥が出てきてくれなくなるので
困った存在ですけど。

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真面目に探すと結構居るな~ [野鳥]


やっと雨が降って、乾燥していた大地に潤いを与えてくれました。
暫く、雨らしい雨が降っていなかったので、川の水位は下がり、
河川敷は乾燥し、強い風が吹くと砂ぼこりが舞い上がり、凄い事に
なってました。
河川敷の水溜まりも干上がって、行っても何もいない感じでしたが
この雨で水溜まりもできて、小鳥たちが水浴びに来てくれる事を
期待しています。

さて、今回は鴨さんとシギさんです。今回は長いです。

いつもなら、池には沢山の鴨が来ている時期なのですが、今年は少ない感じでした。
オオタカが出るという話は聞いていましたが、撮った写真に、
白い羽根が散乱している場所があり、何かがやられたなと思いました。
ここにはコサギが多いので、そのあたりかなと思いますけど。
それで、カモが少なかったのかも知れません。
それでも、オナガガモを中心に100~200羽は居る感じでした。
オナガガモ・ヒドリガモ2111aa57s.jpg

●中央にヒドリガモの姿もあります。
ヒドリガモ・オナガガモ2111aa20s.jpg

●オナガガモは換羽が早いのか、もう生殖羽の個体もいました。
オナガガモ2111aa45s.jpg

●シギちゃんは、というと、ハマシギが何羽かいました。
ハマシギ2111aa35s.jpg

ハマシギ2111ab25s.jpg

●アオアシシギは増えたのかなと探すと6羽くらい居ましたが、その中に
 ツルシギ1羽が混じってました。
 遠いし光の関係も悪く、肉眼ではよく分からなかったのですが、

 アオアシシギ、ツルシギ、タシギ、その他の鴨が居ました。
ツルシギ・アオアシシギ・タシギ2111aa30s.jpg
寝てたのですが、一旦この場所を離れ、別の場所を見て回ってから
戻って来た時には目を覚ましてくれました。中央がツルシギです。
ツルシギ2111ab20s.jpg 
何かの音がしたのか、急に飛び出しました。
右下がツルシギ、左上がアオアシシギです。中央はコガモ群とオナガガモです。
ツルシギ・アオアシシギ2111ac30s.jpg

そして、自宅に帰り撮った写真の整理をしていると、左上に変なカモさんが
写っていることに気が付きました。

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引っつき虫 [野鳥]


最近は、一頃の寒さも和らぎ、暖かい日が続いています。
日中は21~23℃くらいで、お日様が出ている時に歩くと汗ばんできます。
もう11月なのに、半袖でも行けそうな感じです。

ただ、河川敷の道には、通称、引っつき虫(コセンダングサ)がびっしり。
うかつに歩くと、あちこちに引っ付いて、いやになってしまいます。
とは、言っても鳥さん探しには、こういう場所も歩かないと居ないので
困ったものです。
コセンダングサ2111aa57s.JPG

さて、鳥さんはと言うと、秋の渡りのヒタキ類は、ほぼ居なくなりました。
代わって、冬鳥のジョウビタキは一気にやってきて、もうあちこちで
鳴き声が聞こえます。今年は、多い感じです。
自宅近くでも、鳴き声が聞こえますし、車で住宅街を走っていても
鳴き声を、よく聞きます。道路で信号待ちをしていると、目の前の道路に
チョコンと出てきたりもします。(運転中なので写真は撮れませんけど)。

●ジョウビタキです。
ジョウビタキ2111aa40s.jpg

ジョウビタキ2110ab40s.jpg

河川敷公園の芝生の上には、タヒバリが沢山いました。
全部合わせると50羽近く居ると思います。
●タヒバリです。(ハクセキレイも居ますけど)。
タヒバリ2111aa57s.jpg

タヒバリ2111ab40s.jpg

タヒバリ2110ab30s.jpg

ただ、いつもなら10羽くらい居るビンズイは、たった1羽だけ。
やっと見つけました。
タヒバリとビンズイは、よく似ています。どちらもセキレイ類です。
ただ、生息域が違います。
タヒバリは、開けた芝生の上とか田んぼに居ますが、ビンズイは木が多い場所の
地上に居ることが多いです。
●ビンズイです。
ビンズイ2111aa40s.jpg

前回アリスイを載せましたが、また同じ場所でアリスイを見ました。
この場所は、探鳥の帰りに良く寄る場所なのですが、低い木が1本あります。
なぜか、この木に色々な野鳥が止まります。
●モズ(右)とアリスイ(左)です。
河川敷の木2110aa57sb.jpg

●アリスイの拡大です。
アリスイ2110ca20s.jpg

●今度は、ここにジョウビタキがやってきました。(毎年来ますけど)。
ジョウビタキ2111ab25s.jpg

●以前紹介したエゾビタキも、この木です。
エゾビタキ2110aa25s.jpg
カワラヒワやヒヨドリ、シジュウカラが止まっていることもありますけど、
止まりやすいんでしょうかね。

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