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久しぶりの河口 [カモメ達]


今期は、近場ばかり行っていましたが、そろそろカモメが来てる頃なので
久しぶりに河口に行ってみました。
もっと前に行きたかったのですが、暴風が吹き荒れる日が多くて、
なかなか行けませんでした。

着いたばかりには、カモメさん何も居なくて、やはり時期が少し
遅かったのかなと思いましたが、時間が経つにつれ、沖から次ぐ次と
やってきて、結局100~200羽程になりました。
でも例年より少なめな感じです。

●まずは、ものすごく遠く(500mくらいかな)にいたウミアイサです。
ウミアイサ2021ab18s_e.jpg

●ハジロカイツブリも近くには来てくれませんでした。
ハジロカイツブリ2103aa18s_e.jpg

●カンムリカイツブリは、少し近くまで来てくれました。
カンムリカイツブリ2103aa30s.jpg
こちらは帰り際に撮った夏羽の個体です。
カンムリカイツブリ2103ab35s.jpg

●鴨類は少なくて、物凄く遠くにヨシガモとキンクロハジロがいるくらい。
ヨシガモ・キンクロハジロ2103aa20s_e.jpg

●1時間ほどして、やっとカモメさんが飛んできて。真ん中の白い子が気になります。
カモメ達2103aa23s_e.jpg
拡大(無理やりトリミング)です。
カモメ達2103aa10s_e.jpg
飛翔です。矢印の子です。
カモメ達2103ab20s_e.jpg

カモメ達2103ab10s_e.jpg
セグロやオオセグロの1回冬羽なら、外側(P7~10)の初列風切りに暗色部が
あるはずなのですが、この子には、ありません。
オオセグロ1回夏羽では、こういう個体も居ますが、チョット嘴の暗色部が
小さいような気がします。
遠くて同定はできませんが、シロカモメ1Wあたりかなと思います。

この日、天気予報は晴れのはずでしたが、雲が多くお日様があまり出て
くれませんでした。

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カモメがやってきた。 [カモメ達]


今年も、河口にカモメの大群がやってきました。
毎年、今頃の時期になると、大きな群れがやってきます。
ここは、河口なので満潮→干潮の時間は、ほぼ淡水になります。
カモメ達は水浴びのため、沖から、ここにやってきます。

今の時期、昼間は、大潮の干潮時でも水位が高く、中州が殆どない為、
チョットだけ現れた中州に、ひしめきあった状態で居ます。
もうグチャグチャ。また200m程の沖合のため識別など、
殆ど出来ません。

●こんな感じです。500羽以上は居ると思いますが数えられません。
 写真を細かく見た感じでは9割は、”ただカモメ”で、
 残りがオオセグロ、セグロ、ウミネコ、ユリカモメという感じです。
カモメ達2002aa60s.JPG
一部を拡大すると。
カモメ達2002cb25s.jpg
飛ぶと。
カモメ達2002cc57s.jpg
もうグチャグチャで、何が何だかわかりません。

これだけ、”ただカモメ”が居るので、少しお勉強しましょう。
カモメと言うと、色々なカモメの総称で呼ばれる事が多いのですが、
和名が”カモメ”という種類のカモメが居ます。紛らわしいので、
ただのカモメと言う意味で”ただカモメ”と呼んでいます。

”ただカモメ”は、生まれて3~4年で大人の成鳥になります。
生まれて1~3年の個体は、それぞれ羽衣が異なります。
ちなみに小型のユリカモメは2年、大型のセグロカモメは
成長になるまで、4~5年を要します。
そのため、カモメは識別が難しい野鳥と言えます。

●”ただカモメ”の年齢による羽衣の違いです。
カモメ達2002bv25sb.jpg

幼羽       :生まれて直ぐに生えてくる羽で、幼羽が生えそろうと
          飛べるようになります。今の時期は幼羽の個体は殆ど
          いない為、ここでは紹介できません。

1W(第1回冬羽):昨年夏に生まれた個体で満年齢でいうと約1歳
         (正確には0歳8ヵ月くらい)です。
         体全体に斑が密にあり、成鳥とは全く異なる容姿です。

2W(第2回冬羽):満年齢で2歳(1歳8か月くらい)。
         成鳥に近くなりますが、尾羽や各部には黒斑が残り
         初列風切先端の白斑が、まだ殆ど見られません。

3W(第3回冬羽):満年齢で3歳(2歳8か月くらい)。
         かなり成鳥に近い羽衣になり、尾羽の黒斑は無くなります。
         雨覆などの一部に黒斑が残ります。
         ミラーや初列風切先端の白斑は小さいです。

4W~20W:”ただカモメ”は20歳くらいの寿命だそうですので4W以降は成鳥です。

※3~4月頃になるとS(夏羽)に変わってきて、体の色は白っぽくなります。
 幼羽→1W→1S→2W→2S→3W→3S→成鳥冬羽→成鳥夏羽というように
 換羽して行きます。ただ夏羽は、繁殖地に行ってしまう為、
 日本では、あまり見られない羽衣です。
 ちなみにユリカモメなどの小型のカモメは逆で、夏羽になると
 頭の色は黒くなります。
 中型~大型のカモメは、白くなります。

※初列風切とかミラーは以下の写真の場所です。
カモメ達2002bq20sb.jpg

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まだ少ないです。 [カモメ達]


11月下旬、カモメさんが来ていないか川の河口に行ってみました。
多い時には数百羽にもなるカモメさん、まだ少なくて数十羽くらい
しか着ていませんでした。
ただ沖の漁場から戻ってくる個体や、また出ていく個体がいるので
総数は分かりません。
しかし、昨年よりも更に遠くて300mはあろう距離。
とても識別出来ません。
カモメ達1911aa57s.jpg

カモメ達1911ab57s.jpg
拡大しても
カモメ達1911ac18s.jpg
手前の中州に来てくれるとありがたいのですけどね。
それでも近くまで飛んで来てくれる子もいます。
●この子は、11月下旬にしては、換羽が遅く初列の旧羽が3枚残っています。
 嘴の赤斑も大きいし頭の斑も少ない事から、タイミルセグロカモメでしょう。
タイミルセグロカモメ1911ab57s.jpg

タイミルセグロカモメ1911aa35s.jpg

●この子は旧羽が無く、新羽伸長中なので、セグロカモメだと思います。
セグロカモメ1911aa30s.jpg

セグロカモメ1911ab45s.jpg

後は、オオセグロとかウミネコが居るだけのようです。

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難しい。 [カモメ達]


今年も、河口にカモメが来ているのかなと思い見てきました。
例年よりは、少な目でしたが、ボチボチ来ていました。
ただ、例年通り距離が遠く、とても識別出来る画像が得られません。
飛んでる個体を中心に1000枚くらい撮って後から識別しようと
思いましたが、難しいですね。

これは、一部ですが、カモメは200~300羽は、居るようです。
また、外洋に出ている個体もいるので、総数はもっと多いと思います。
カモメ1902ao57t.jpg

●その中で一番多いのは”ただカモメ”で、全体の半数以上は居るようです。
カモメ1902aa30t.jpg

●ユリカモメも居ますが、少ないです。
カモメ1902ab30t.jpg

●セグロカモメも数十羽は、居るようです。
カモメ1902ad20t.jpg

●コカモメっぽい個体も居ますが、識別出来ません。
カモメ1902ae20t.jpg

カモメ1902ag20t.jpg

カモメ1902ai20t.jpg

●ニシセグロカモメ(亜種タイミルセグロカモメ)っぽい個体もいます。
カモメ1902aj20t.jpg

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