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海が見たくなって。 [カラシラサギ]


そういえば、しばらく、海に行ってなかったな。
シギチの秋の渡りには、まだ時期的に早やくて、なにもいないと思ったけど、
なんか無性に海が見たくなって、ここから一番近い河口に、行ってきました。
天気も悪くて、海岸には誰もいません。(河口には釣り人が結構いましたけど)。

誰も居ない海も、いいですね。^^

写真では晴れているように見えますが、どんより曇っていて、少し前に雨も
降りました。湿度も高く、風はちっとも爽やかではなくて、ベタベタな感じですが
海を見ていると、なんか落ち着きますね。
海1907aa57s.jpg

●鳥さんは、何も居ない訳でもなく、シロリドリが飛んで行きました。
シロチドリ1907aa30s.jpg

●たまに、ウミネコも飛んで行きます。
ウミネコ1907ac55s.jpg

ウミネコは、河口で水浴びをしていて、河口の中州に50羽近くいました。
ウミネコ1907aa30s.jpg

天気も悪いし、遠くは霞んで見えないし、写真は奇麗には撮れませんね。

それでは、本題に入ります。


河口には、サギが数羽(シラサギが2羽とアオサギくらい)しか居なくて、
やっぱり、何もいないな~って感じです。
よ~く見ると、遠くの中州の上に、シロチドリやメダイチドリが数羽確認
出来ましたが、豆粒で、写真に撮れるレベルでは
ありませんでした。

シラサギは、中州にチュウダイサギとコサギ1羽ずつ、だと思ったのですが、
コサギにしては、チョット違和感がありました。
カラシラサギ1907aa35s.jpg

趾は黄色なのでコサギと思ったのですが、嘴に黄色みがあるんです。
(コサギは一年中嘴は黒色、ただし幼鳥は色が淡い)
ただ、冠羽を見るとやっぱりコサギ。でも幼鳥に冠羽は無いと思ったのですが。
カラシラサギ1907ad16sb_e.jpg

なんか、モヤモヤしていると、遠くにササゴイを発見。
遠すぎるので、近くに移動すると、ササゴイは隠れてしまいました。
それでも、戻ってくるはずと出待ち(1時間くらい待ったかな)していると、
やっと出てきてくれました。

●ササゴイです。奇麗には撮れませんが、これでも、この場所では近い方です。
ササゴイ1907aa25s_e.jpg

ササゴイ1907ab25s_e.jpg

ササゴイ1907ad25sb_e.jpg

ササゴイ1907ae25sb_e.jpg

何年か前に此処でササゴイを見たのですが、今年も居たんだね。って感じでした。

●さて、違和感のあるコサギですが、帰って確認すると、コサギでは無く、
 カラシラサギ成鳥、夏羽→冬羽であることが分かりました。

1、趾は、コサギ同様に黄色。
2、嘴は夏羽では黄色ですが、冬羽に移行すると黒味がある黄色になる。
 (コサギの幼鳥も似ていますが、コサギの幼鳥には冠羽はありません)。
3、冠羽は、コサギは2本ですが、カラシラサギは、房状になる。

カラシラサギ1907ab16s_e.jpg

という訳で次の日も、撮りに行きました。
●カラシラサギです。(手前はメダイチドリ)。
カラシラサギ1907bd20s_e.jpg

カラシラサギ1907bb16s_e.jpg

カラシラサギ1907bi20s.jpg

カラシラサギ1907bj20s.jpg

同じような写真を何百枚も撮ってしまいました。
しかし、2羽しかいないシラサギの内、1羽がカラシラサギだったとは、
なんてラッキーなんでしょう。ただ識別が出来ないと見落としてしまうので
勉強は、しておかないといけませんね。
ちなみに初見になります。

おしまい。


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えれあ

海には行かないので会うことは無いと思っていますが、私はカラシラサギを見つけても気が付かないと思っています。

by えれあ (2019-07-20 18:19) 

queso

カラシラサギ、冠羽がコサギとは異なりますね。でも私も気付かず
コサギだと片づけてしまいそうです。
ササゴイはお腹の黄色が光を反射しているようで美しいですね。
メダイチドリが居ましたか。まだ梅雨明けしていませんが、早くも
秋の渡りの気配が・・・。
この一ヶ月は猛暑と鳥枯れシーズンとなりますが、9月になれば
百舌の高鳴きも聞くようになりますね。
by queso (2019-07-21 11:13) 

takapy77

えれあ さん、今晩は。
カラシラサギは、田園とかに入ることは稀なので、
海や、河口に行かないと会えるチャンスは少ないと思います。
コサギしか居ないという、先入観があると見落としてしまいます。
もしサギが沢山いたら、私も見落としてしまったでしょう。
2羽しかいなくて良かったです。

by takapy77 (2019-07-23 19:32) 

takapy77

queso さん、今晩は。
カラシラサギは、コサギと冠羽と嘴の色味が異なりますが、
見え方によって、コサギの冠羽のように見えたりするので
気づかない事も多いと思います。
ササゴイも探していたのですが、やはり実績のある所を
探さないといけませんね。やっと見られました。
秋の渡りのシギチは、ボチボチ始まっているようです。
本格的には、8月に入ってからだと思いますが、これから
潮がいい日に、見に行ってみたいと思います。
クサシギも、帰ってきたようです。
百舌は、今年はMFで繁殖している個体が多いようで、
最近でも高鳴きが、聞かれます。なんか変な感じです。

by takapy77 (2019-07-23 19:39) 

美美

カラシラサギは私にはコサギにしか見えません(^^;
明らかにわかるマークでもない限り私には難しいです。
お恥ずかしい(^^;
by 美美 (2019-07-24 21:31) 

takapy77

美美 さん、今晩は。
私も、最初はコサギだと思いました。
ただ、嘴に黄色味があるコサギっていないんです。
成鳥は年中黒だし、幼鳥は下嘴が白っぽい淡い色(灰色)になります。
(カラシラサギの夏羽は、嘴が完全に黄色なので分かり易すいです)。
冠羽も違いますね。美美 さんの県でも海側に来てるようですよ。

by takapy77 (2019-07-25 19:48) 

ramblin

数日前まで都内公園でもカラシラサギが入っていたのですが
愚図愚図している内に抜けてしまったようです。この時期
自力でこの目付きの悪いサギを見付けるのを楽しみにしている
バーダーも居ます(私もその一人ですが)。
 このサギは識別眼の他に或る程度意識していないと
見落とす可能性が大なので自力発見は賞賛すべきものです。
ライファーおめでとうございます。
by ramblin (2019-07-26 04:41) 

takapy77

ramblin さん、今晩は。
カラシラサギは、コサギが居ると気にはしてましたが、
まさか、ここで会えるとは思いませんでした。
私以外に、CMさんはいませんでしたので、自力で探すしか
ないのが無いのが現状です。日頃からの識別の勉強が役にたちました。
都内の個体は抜けましたか。残念ですね。

by takapy77 (2019-07-26 20:32) 

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