鳥さんも迷惑、引っ付き虫。 [チョウゲンボウ]
暖かくなったり寒くなったり、寒暖差が大きすぎます。
12月としては稀な20℃以上という暖かさが続いたと思えば、
先週は強風が吹き荒れ、最高気温が7~8℃と真冬の寒さになりました。
寒いと腰が痛くて困ります。
さて、今回はMFです。(2、3回分纏めてです)。
前にも書きましたが、河川敷には引っ付き虫(コセンダングサ)がびっしり。
気をつけて歩いていても、気が付くと100や200は当たり前に
引っ付き虫が付いています。取るのが大変だし、チクチク痛いんです。
なので、河川敷は思うように鳥見が出来ない状態です。
今年は、河川敷にチョウゲンボウが居て、いい相手になってくれてます。
ただ、チョウゲンボウも、引っ付き虫には苦労しているようです。
チョウゲンボウは、主に草むらにいるバッタを捕まえています。
なので、当然引っ付き虫がくっ付きます。
●引っ付き虫を付けたチョウゲンボウです。
ここのチョウゲンボウは、あまり警戒心は強くなく、近くに来てくれます。
こちらに向かって来て、
真上を通り過ぎ、すぐ近くの木の上に。一生懸命、引っ付き虫を取っています。
10分ほど格闘して、やっととれたようで、喜んでいるみたいです。
てな訳で、結構面白かったです。
今シーズンの河川敷は、冬鳥が殆ど居ません。というか出てきてくれません。
●ハイタカは殆ど見ないです。遠くに飛んでたハイタカ。今シーズンはこれだけです。
●ただ、今シーズンはハヤブサの亜成鳥が居るんです。
でも、小鳥じゃなくてバッタを捕まえてましたけど。
●それに加え毎年居る、ハヤブサ成鳥も居るんです。
●更にコチョウゲンボウ(雄)も居るんです。
小鳥の警戒心が異常に強い訳が分かりました。
小鳥が居ない訳ではなくて、出てこれないんです。
ベニマシコの鳴き声も聞こえていたし、草むらに逃げ込む小鳥は見るので
小鳥は居るようです。
河口に行ってきた。その2 [ヒシクイ]
前回の河口の続きです。
●まずはクロツラヘラサギです。
クロツラヘラサギが当地にやってきたのは、これで3シーズン目になります。
今年も3羽やってきました。(昨シーズンも3羽です)。
今年やってきた個体は3羽共、亜成鳥です。
3羽共、初列風切りの先端に黒斑があり、成鳥ではない事が分かります。
毎年、亜成鳥って変じゃないかと思い、調べてみました。
(野鳥には回帰性がある為、同じ個体が、同じ越冬地、繁殖地に
帰ってくる事が多くあります)。
※クロツラヘラサギが、成鳥になる年齢は5歳(大型カモメと同じです)。
幼鳥:1歳
亜成鳥:2~4歳
生殖可能年齢:4~5歳(この頃まで初列風切りに黒斑が残る)。
成鳥:5歳以上
幼鳥~亜成鳥と言っても1~4歳までという事は、この個体は
今までと同じ個体である可能性が大きいです。
この3羽は、一緒に行動していますが、よく見ていると2羽と1羽が別々に
行動する事があります。どうも2羽と1羽は年齢が違うように考えられます。
よく見ると、一番左の子には短い冠羽があります。他の2羽には冠羽が無いか
ごく短い冠羽しかありません。
河口に行ってきた。その1 [野鳥]
強風が吹き荒れていた河口の風が弱まったので、久しぶりに覗いてみました。
だた、暖かい日で寒暖差が大きいせいか、空気の揺らぎが大きくて
ボケボケばかり。写真的には寒くて気温が安定している方がいいのですが、
寒いのは苦手なので、しょうがないです。
※14時頃になれば気温が安定し、揺らぎが小さくなるのですが、
それまではチョット待てないですね。
今回は、色々居たので2回に分けて紹介します。
まずはカモメです。
見えるのは30羽程度。少くないし逆光で、なんだか分からない。
●セグロカモメとウミネコでしょう。
●すぐ横にジョビ子さんが出てきて、怒られたので早々に目的の場所に移動しました。
●目的は今年も来ているクロツラヘラサギ。3羽来ています。
詳細は次回という事で、今回は1枚だけ。
●クロツラを見に歩いている途中、海側では、ミサゴが漁をしていました。
〇その他、池には色々居たので順に紹介します。
池の近くに人が近づいたせいか、カモ達が一斉に飛び出しました。
その時、撮った写真を後で見返すと、こんな子が居ました。
●コガモですが、黄色い矢印の子にチョット違和感があります。
よく見ると、顔や頭の緑色帯の周囲の淡色線が無い(薄い)。
脇に縦向きの白線。アメリカコガモですね。
翼鏡前方の淡色帯も、コガモより狭く橙色があります。
写真下側の前の子がコガモ。後ろの子がアメリカコガモです。
やはり、アメリカコガモ(雄・生殖羽移行中)ですね。
●マガモ・カルガモも奇麗です。
ここに居たカモ達は、池の反対側や海側に飛んで行ってしまいましたが、
暫くして、順に帰ってきました。
●ここにも、トモエガモが居ました。雄5、雌1の6羽です。
やはり、トモエガモは増えていますね。
ツバメの団体さんがやってきた。 [野鳥]
今週は、真冬の寒さ。最高気温は12~13℃ 強風が吹いて
体感温度は、真冬と同じくらいです。
つい1か月前まで25℃もあったのに、あっという間に秋が終わってしまいました。
タイトルを見て、この寒さで、頭がおかしくなったのかと思った
かもしれませんが、かなりガタがきてますが、まだ大丈夫です。
先月末に、数羽の越冬ツバメがやってきましたが、今月に入り、
団体さんがやってきました。見えるだけで50羽は居ます。
まだ、ツグミの団体さんも来ないのに、変な感じです。
まだ着いたばかりなのか、中洲に降りて休んでました。
越冬ツバメが、地面に降りているのは、初めて見ました。
毎年見る越冬ツバメは、飛んでいる所ばかりなので、降りているのは
見たことありませんでした。ただ遠いので上手く撮れませんでした。
●越冬ツバメです。
越冬ツバメは、近年増加しているので、真面目に撮らなかったのですが
帰宅してから写真を見ると、どうも全てツバメでは無いようです。
遠くて良く分かりませんが、ショウドウツバメも混じっているようです。
※調べてみると、ショウドウツバメの越冬例は、当県にあるようです。
●矢印の個体がショウドウツバメのようです。
ピンボケで拡大しても、良く分かりません。(後ろの子)。
越冬してくれるか分かりませんが、これからも探してみたいと思います。
●今の時期、MFに鴨は殆ど居ませんが、カルガモに混じって
トモエガモが居ました。鳥見を初めて頃は、殆ど会えなかったのですが、
近年は色々な所でトモエガモに会えます。確実に増えてますね。
この個体は、雄成鳥・生殖羽移行中です。(一部旧羽が残ってます)。
今期は、鴨をあまり見てなかったので、近くの池に見に行ってきました。
数は、まだ少なめですが、オカヨシ、ヨシガモ、コガモ合わせて
50羽くらいは居ました。
●オカヨシガモです。
●オカヨシガモ(雄成鳥・生殖羽)です。
この子は、雄1回生殖羽移行中で、まだ脇に旧羽が残っています。
旧羽の先がV字型で尖っているのと、3列風切りに褐色味があるので
(成長は灰色)、1回と判断できます。
●毎年、山の公園の池に来ていたヨシガモが来なくなったので、
最近、あまり見られないヨシガモです。(雄成鳥・生殖羽移行中)。
●今回の星は、ふたご座です。
今月中旬(12/14~15)に、ふたご座流星群が極大になります。
1時間あたり30個程度と多めなので、楽しめると思います。
ただ、夜は寒いですから、風をひかないように気を付けて下さい。
おしまい。