変なカモさん。 [ホオジロガモ]
2月初旬、
山の公園で探鳥した後にMFの河川敷にベニちゃんの様子を見に行きました。
すると、川に珍しくカモが10羽ほど、遠くに浮かんでる。
なにが居るのかなと写真に撮ってはみたものの、遠いし空気の揺らぎが
大きくて良くわからない。
なんか、雌タイプばかり。ミコアイサ3羽とホオジロガモのよう。
MFでホオジロガモを見たのは初めてでした。
その内の1羽、なんかチョット変な子が居ました。
その時はホオジロガモ雄1回と思って帰宅。
撮った写真をパソコンに落とすと、なんか変。真ん中の白い子。
チョット拡大。空気の揺らぎでボケボケ、なんとかシャープネス処理したけど
これが限界。
パタパタ画像を見ると、お腹~脇まで真っ白。雄成鳥だと思います。
メスの方は、胸~脇がグレー。
ちなみに、全て晴れた日の順光での写真です。
変な所は、
1、頬の白斑の形状が、ホオジロガモの満月とキタホオジロガモの半月の
中間のような形状。
2、頭の形状が、ホオジロガモのおにぎり型ではなくて、キタホオジロガモの
前頭部が高い形状に近い。
3、頭の色が、ホオジロガモの緑ではなく、キタホオジロガモの紫色に近い。
(ただし色は光の当たる方向で、両者とも緑に見えたり紫に見えたりする)。
4、背中の暗色部が大きく、ホオジロガモとキタホオジロガモの中間のように
見える。ただしボケボケなので詳細は不明です。
とういことで、ホオジロガモ×キタホオジロガモのハイブリットとしたい所ですが、
調べてみると、国内での観察記録がない。キタホオジロガモも北海道で数例しかない。
そんな鴨さんが、当地に居るはずがないし~・・・。
メスのオス化個体も考えましたが、メスの特徴が見当たらないので違うと思います。
ホオジロガモ×キタホオジロガモのハイブリットは、海外(北アメリカ等)では
観察例があるので、海外サイトの写真を見たのですが、似てるな~という画像も
ありました。
ただ私の写真では遠くてボケボケで、空気の揺らぎで2重に写っていたり
詳細が分からない為、そう見えるだけかもしれません。
変なホオジロガモという事にします。分かる方、教えて下さい。
その後一生懸命捜索したのですが、ミコアイサやカワアイサには
出会いましたが、この子は見つかりませんでした。
今後も、探してみます。
ただ大きな川にいる個体は警戒心が半端ではなくて
カワアイサなどは、200mくらい離れていても、こちらの姿が見えると
飛んで逃げてしまいます。ミコアイサは、それ程でもないのですが、
やはり100mくらいが限界です。ホオジロガモも警戒心が強いので、
恐らく見つけても近づけないような気がします。
最近は、カモの移動が始まったようで、今までカモが殆ど居なかった
この川でも、マガモ群などのカモが見られるようになり、余計探しにくく
なってきています。
●ミコアイサは、雄1羽、雌タイプ3羽でしたが、最近雌タイプが1羽増えて
計5羽になりました。今年はミコアイサが多いです。
100m程まで近づきましたが、やっぱり逃げました。
●カワアイサは10羽程、かたまって居ましたが、あちこちで見るので
総数はもっと多いと思います。
●肝心のベニマシコは、なかなか出てきてくれませんが、なんとか撮れました。
●カシラダカも数羽居ます。
●エナガは、巣材を運んでいるのを見たので、繁殖が始まったようです。
●セグロセキレイも繁殖が始まったようで、綺麗な囀りが聞こえるようになりました。
●ここにはノスリが2個体居ます。そのうちの1羽です。
●チュウヒも飛んできますが、この子は今までの子と違う子。
新しい子が入ってきたのかな。(枝被りで上手く撮れませんでした)。
詳細が見たくて対岸も含め、普段行かない所も探したのですが、
見つかりませんでした。勝手知ったるMFでしたが、まだまだ色々な
場所があることが分かりましたが(チト疲れましたが)。
これからも探しますが、恐らく通りすがりの個体だったような気がします。
一生懸命探しましたが、以降影も踏めません。
なんか歯切れの悪い結果になってしまいました。
ただ工事が多くて入っていけない場所が多くあります。
工事の後の増水で流れが変わり、チョット見ないうちに全然地形が変わって
しまっている場所が、かなりありました。
ところで、この工事、なんの為にしてるのか疑問を感じました。
以前、工事でテトラを入れたり護岸強化したのに、今は全く水が
流れていない場所もかなりあります。
工事をしているのは、河川敷と川の間の土手。決壊したら重大な被害が出る、
堤防は何の補強もしていません。これは洪水対策では無いですね。
では、なんの為?。自然破壊しているだけのように感じるのは私だけでしょうか。
おかげで探鳥場所は、かなりなくなりました。
おしまい。
計5羽になりました。今年はミコアイサが多いです。
100m程まで近づきましたが、やっぱり逃げました。
●カワアイサは10羽程、かたまって居ましたが、あちこちで見るので
総数はもっと多いと思います。
●肝心のベニマシコは、なかなか出てきてくれませんが、なんとか撮れました。
●カシラダカも数羽居ます。
●エナガは、巣材を運んでいるのを見たので、繁殖が始まったようです。
●セグロセキレイも繁殖が始まったようで、綺麗な囀りが聞こえるようになりました。
●ここにはノスリが2個体居ます。そのうちの1羽です。
●チュウヒも飛んできますが、この子は今までの子と違う子。
新しい子が入ってきたのかな。(枝被りで上手く撮れませんでした)。
詳細が見たくて対岸も含め、普段行かない所も探したのですが、
見つかりませんでした。勝手知ったるMFでしたが、まだまだ色々な
場所があることが分かりましたが(チト疲れましたが)。
これからも探しますが、恐らく通りすがりの個体だったような気がします。
一生懸命探しましたが、以降影も踏めません。
なんか歯切れの悪い結果になってしまいました。
ただ工事が多くて入っていけない場所が多くあります。
工事の後の増水で流れが変わり、チョット見ないうちに全然地形が変わって
しまっている場所が、かなりありました。
ところで、この工事、なんの為にしてるのか疑問を感じました。
以前、工事でテトラを入れたり護岸強化したのに、今は全く水が
流れていない場所もかなりあります。
工事をしているのは、河川敷と川の間の土手。決壊したら重大な被害が出る、
堤防は何の補強もしていません。これは洪水対策では無いですね。
では、なんの為?。自然破壊しているだけのように感じるのは私だけでしょうか。
おかげで探鳥場所は、かなりなくなりました。
おしまい。
2022-02-19 20:00
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コメント(8)
キタホオジロガモ、初めてその名前を知ったので調べてみました。
なるほど確かに頬の白班が三角形のような形をしているのですね。
生息地が異なるだけで、こうして微妙に羽が違うのは何とも興味深いですね。
私もtakapyさんのように、僅かな違いに気付ける観察眼を持ちたいです。
エナガも営巣準備に入りましたか。
ウグイスの初鳴きも間もなくでしょうか。
by queso (2022-02-20 09:46)
キタホオジロガモかあ~だとしたらド珍鳥ですけど。。。
もう少し近い距離で観察したかったですね。再度の
出会いを期待してしまいますよね。
カモ・シーズンも終わりに近くなって来てますね。
by ramblin (2022-02-21 14:02)
queso さん、今晩は。
その時はホオジロガモの1回だと思い、あまり気にしなかった
というか、同じ時に近くでベニマシコが鳴いてるし、
上空にはチュウヒが飛んでいる状況で、集中出来ない状況でした。
別の場所で1時間半くらい歩いた後で疲れてたし・・。
河原に降りられれば良かったのですが、草が凄いし
本流で流れが速いので、もし足を滑らせれば危険なので無理でした。
エナガは、2羽で巣材を運んでいたので、近くで巣作りを
していると思います。
鶯の初鳴きは、まだ聞いてませんが、そろそろですね。
by takapy77 (2022-02-23 20:15)
ramblin さん、今晩は。
キタホオジロガモは、あまり長い渡りをしないそうなので、
違うと思います。雑種ならあり得るかな・・・?。
仰る通りド珍鳥ですし、違いますよね。
ただ、やはりホオジロガモにしては、色々な部分に違いが
あるので、正体をはっきりさせたい思いで、一生懸命探しましたが
出会えませんでした。一緒に居たミコアイサは、暫く此処に
留まっていたので、やはり通りすがりだったのだと思います。
ただ、そのミコアイサも最近見なくなり、もう無理だと思います。
今年は、ホオジロガモやミコアイサの当たり年のようで、
沢山見られました。
いつかまた出会いたいですね。
by takapy77 (2022-02-23 20:26)
このまま迷宮入りだと残念ですね。
判明するには、別の人が偶然近くに居るのを撮って、変だと気がついて専門機関に送って調べてもらって判明とかですかね。
難しそうですね。
by えれあ (2022-02-24 17:23)
がっかりさせて申し訳ないですが、キタホオジロガモ雄の可能性はゼロです。鮮明でない画像をあとから考えて珍鳥だったのでは?と考える方を時折見かけますが、大抵の場合それは誤認です。 相違点がハッキリと認識できている方はその違いがハッキリと他者にわかる画像を撮影しようとするし、不確定要素が強い場合には公開すらすることが少ないです。
頬の白斑形状、頭頂の位置、肩羽の白斑どれもがホオジロガモの一年目冬移行中の外観です。
by Shin’s (2022-02-25 10:01)
えれあ さん、今晩は。
今回、もう少し近くから撮れれば良かったのですが、
居る場所、警戒心の強さなどを考えると、恐らく難しいと
思います。もう少し近くには行けますが、こちらの姿が見えると
200m以上離れていても飛ばれます。
今回、この記事を掲載したのは、私一人では捜索に限界があり
他のバーダーさんの手も借りたいという思いあったからです。
迷宮入りになるか分かりませんが、簡単に分かるより、
分からない方が、探す楽しみが増えていいような感じもしています。
by takapy77 (2022-02-26 20:47)
Shin’s さん、コメントありがとう御座います。
参考にさせていただきます。
キタホオジロガモ雄の可能性は、ほぼゼロであることは
私も、そう思います。
ホオジロガモの一年目冬でしょうね。
by takapy77 (2022-02-26 21:24)