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少し気が晴れた。 [野鳥]


今年は、昨年の台風豪雨による土砂崩れが、多くの個所で発生し林道が全滅だった。
その林道の殆どは復旧工事が行われ、予定では5月31日で終わるはずでした。

しかし、今年6月初旬に再び当地を豪雨が襲い、昨年の台風豪雨と同等か
それ以上の豪雨が降り、再び土砂災害が発生しました。その後も、雨の日が多く
私自身、今年は、もう駄目だと気を落としていました。

6月16日以降、まとまった雨も降らなくなり、晴れ間が出る日が多くなり、
土砂災害の危険も無くなった為、土日に林道の様子を見に行ってきました。

◎林道A
 通行止めは解除になっていて、通れるようになっていました。
 この林道では、3か所で道が崩落したようで、修復工事が完了していました


 林道に入って直ぐにサンコウチョウの声が聞こえました。いつもの年と同じです。
 林道の様子を見たかったので、そのままスルーして、いつも車を止める
 林道の中央部に向かいました。
 ここでは、例年オオルリ君が元気に囀っています。

●今年は、なんか元気が無かったのですが、小さな声の囀りが聞こえました。
 探すと、意外と近くに止まっていました。久しぶりのオオルリです。
オオルリ2306ab40s.jpg

そこからは、徒歩で奥に向かいます。

●暫く進むと川の合流点があります。ここでもオオルリの囀りが聞こえました。
 これも例年通りです。

●そのまま進むと、またオオルリの声。結構近くで聞こえ、姿も見えましたが
 写真は撮れませんでした。この場所も例年通り。

●そして、その先でサンコウチョウの声。これも例年通り。写真が撮れる年も
 あるのですが、今年は撮れませんでした。

●林道の出口付近まで行って、戻りました。途中クロツグミの声が
 聞こえだしました。これも例年通り。

ここは、数年前までアカショウビンが居たのですが、近年は居なくなりました。
暫く待ちましたが、今年も聞けませんでした。
そういえば、キビタキの声がしなかったな~。サンショウクイの声は聞こえました。
でも、いつもの場所にいつもの野鳥が居て安心しました。

そして、サンコウチョウを探しに元に戻ります。
来た時と同じ場所で声がしました。2か所で聞こえたので番かな。
雄は、近くに止まってくれましたが、フォーカスがなかなか合わなくて
撮り逃がしました。まあ、これからも行けるので深追いはせず、移動しました。

◎林道Y
 ここも工事は5月31日までの予定でした。
 しかし、通行止めは解除になっていませんでした。
 一度、工事は終わったようですが、6月の豪雨で修復した道の路肩の一部が
 再び崩落というか亀裂が入り、崩れそうな感じでした。
 歩きなら通れるので、奥の方まで見に行ってきましたが、ここ1か所だけで
 ここが直れば、元に戻りそうな感じでした。
 通行止め個所は、林道入り口から300m程入った所なので、その手前で
 暫く探鳥してみました。

●サンコウチョウの声は少ないながら聞こえました。
 撮れたのは1カットだけ。ここでは貴重な雄1回夏羽ですね。
 (雄1回夏羽は間違いで、雄2回冬羽(亜成鳥)のようです)。
サンコウチョウ雄1s2306aa40s.jpg

●後はクロツグミが沢山囀っていました。少なくても3個体。ずっと囀って
 ました。(いつもの年より多いくらい)。

ここでも、アカショウビンが期待出来るのですが、暫く待ちましたが
囀りは聞けずでした。

今年初めての林道なので、詳細は分かりませんが、野鳥は例年通りって
感じでした。もう時期的に終盤なので、これからは、あまり期待は出来ませんが
諦めていた林道に行けたので少しは気が晴れました。

◎山の公園。
 今年はコサメちゃんに会えなくて寂しい思いをしてましたが、会えました。
 例年通り、コサメビタキ幼鳥が見られました。
 もう大きくなっていて、自分で採餌してました。
コサメビタキ2306ac40s.jpg

コサメビタキ2306ab45s.jpg

コサメビタキ2306ad40s.jpg

●キビタキも一瞬だけ出てきてくれましたが、直ぐに引っ込んでしまい
 撮れたのはこれだけ。
キビタキ2306aa57s.jpg
この子は、子育て中かな。

という訳で、今週は今まで溜まっていたストレスが少し解消されました。
ただ、あちこち周ったので少し疲れました。

おしまい。


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コメント 8

風神

林道へ行けるようになって良かったですね。
野鳥も例年通りとの事、一安心ですね。ただ、アカショウビンが居なくなったのは残念ですね。
山の公園でも、コサメビタキの幼鳥の愛らしさが、寂しい思いを晴らしてくれましたね(^^)
by 風神 (2023-06-26 09:45) 

queso

林道で多くの野鳥に出会えて何よりでしたね。
コサメビタキの幼鳥が何とも愛らしいです。^^
アカショウビンは、あの囀りが聞こえるだけでも嬉しい鳥ですよね。
MFの河川敷は探鳥が厳しい季節に入りつつあり、今から秋の渡りが
待ち遠しいです・・・。

by queso (2023-06-26 10:25) 

ramblin

MFのサンコウチョウは愛想が悪く、しかも一瞬姿を見せる時が
有るので却ってストレスが溜まります。
 ところでサンコウチョウの性差、齢差を正確に識別するのは
かなり難しいと感じています。takapy77さんは尾の短い個体を
どのように同定していますでしょうか。
 コサメビタキの幼鳥も久しく見ていないので羨ましいです。

by ramblin (2023-06-26 20:44) 

takapy77

風神 さん、今晩は。
林道Aは、通行量や人が少なく、私のお気に入りの場所なので
行けるようになって、本当に良かったです。修復された場所は
すれ違いが出来るよう、道幅も広くなって便利になりました。
野鳥も例年並み(以前よりは少ないけど)に居たので
一安心です。
もしかするとアカショウビンもいるかもしれません。
コサメちゃんも心配してましたが、今年も会えて一安心です。

by takapy77 (2023-06-26 21:33) 

takapy77

queso さん、今晩は。
やっと林道に行けましたよ。またいつもの子達に会えて
良かったです。
コサメちゃんにも会えたし、今回は載せませんでしたが
サンショウクイも、増えてきました。
アカショウビンの鳴き声は神秘的なので、1回でもいいので
聞きたいのですが、今年は無理かもしれません。
8月になると渡りの季節になりますが、後1か月半なんて
この歳になると、あっという間ですね。

by takapy77 (2023-06-26 21:40) 

takapy77

ramblin さん、今晩は。
今の時期のサンコウチョウは、繁殖中なので、なかなか姿を
見せてくれません。お相手を探している時期(5月)か
子供が大きくなって、給餌をしている頃の方が見やすいかも
しれません。
サンコウチョウの性差、齢差についてですが、
私の記憶に間違いがあったようです。調べた結果。
サンコウチョウの換羽は年1回で、夏羽という羽衣はないようです。
幼羽:生まれて直ぐに生えてくる羽。
1回冬羽:幼羽と同じ年の7月下旬~9月に換羽。雌に似た羽衣。
2回冬羽:次の年の7月以降に換羽。眼瞼のコバルトブルーが
     成長と同様になる。
     中央2対の尾羽が少しだけ伸長するが、個体差があり、
     短いままの個体も多い。
     この羽衣で繁殖する個体もいる。
3回冬羽:その次の年の7月以降に換羽。中央2対の尾羽が著しく
     伸長し、成鳥と同様の形態になる。
     ただ、中央尾が短いままの個体もいるが、基本的には
     長い尾になる。

今回の個体は、眼瞼の色から雄と判断できますが、
尾が短い事から、2回冬羽(標準個体と考えて)と
いう事になります。
ただ夏に冬羽は、なんかおかしい為、亜成鳥とか雄若に
した方が、いいかもしれません。

なを、長い尾は繁殖によって抜けるのではありません。
繁殖中も尾は長いままです。
繁殖が終わる、7~8月に換羽によって抜けるのです。
そして、短い尾で越冬地に帰っていきます。
その後、繁殖期が近づくと、中央2対の尾が伸びてきて
長い尾になり(換羽ではない)、繁殖地に戻ってきます。

これでいいのかな・・・。

by takapy77 (2023-06-26 22:45) 

美美

色々な鳥が見られる林道ですね。
オオルリやサンコウチョウだけでなく、アカショウビンも居るとか!
コサメちゃんは可愛いですね。
次回はアカショウビンに出会えると良いですね。

by 美美 (2023-06-29 16:21) 

takapy77

美美 さん、今晩は。
ここは、通行止めがあったせいか、誰もいないので
野鳥は多めです。ただ昔に比べて少なくなりました。
アカショウビンは、今年も此処では鳴き声も聞こえません。
気まぐれな鳥なので、その内会えるかもですね。

by takapy77 (2023-07-05 20:26) 

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