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林道A、纏め。 [野鳥]


今年は、昨年の台風豪雨や、6月初めの大雨で、殆どの林道が通行止めで
行けませんでしたが、唯一、林道Aだけ通行止めが解除になって
ここばかり行っていました。

ここは、渓流が流れる道路沿いで、両側は急斜面の杉林。
低い木は、あまりありません。杉は50m程の高さがあり、鳥さんは、
木の高い所にいる事が多く、見つけるのは大変で写真を撮るには不向きです。

ただ鳥種は多く、綺麗な囀りが聞けるので、お気に入りの場所です。

7月も中旬になり、渡来の遅いサンコウチョウも巣立ちをむかえ、
この先、林道も静かになるので、今年の状況を纏めておきます。

●囀りを含め、此処に居た野鳥。
オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ・クロツグミ・アカショウビン・
サンショウクイ・ウグイス・エナガ・メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・
コゲラ・キセキレイ・ヒヨドリ・ホオジロ・816等。

●いつも林道の入り口にいて、先導してくれるキセキレイです。
 キセキレイは道路に居て、道路上を飛んでは降りて、また飛んでという
 具合に、ずっと道に沿って進んで行きます。私は、ゆっくりこの子の後を
 ついて行きます。
キセキレイ2307aa30s.jpg

●林道はうす暗く、曇ると真っ暗。カモシカが居たりして、チョット怖いです。
 囀りは、ずっと聞こえてる訳ではなく、渓流の水の音とヒヨドリの
 煩い鳴き声だけという時間も多いのです。
 が、一度鳴き出すと色々な野鳥が一斉に鳴き出します。
 こんな感じ。(容量削減の為、音質は落としてあります)。


●もうここには居ないと思ったアカショウビンの囀りも聞こえました。



●サンコウチョウは、巣立ったようで、幼鳥が見られました。
 杉の木の天辺付近にいるので、撮るのが大変です。分かります。
サンコウチョウ2307ba25s_e.jpg

幼鳥は、数羽いるようですが、よく分かりません。好き勝手に動くので
親は大変です。親は、この子です。
サンコウチョウ2307aa40s_e.jpg

●別のサンコウチョウの幼鳥です。
サンコウチョウ幼鳥2307ca30s.jpg

親は、前にも載せましたが、尾が1本だけ長い子です。
サンコウチョウ2306ca40s.jpg

※私は、巣は探しません。(偶然写る事はありますが)。
 人に見つかった巣の子供は、多くの場合ヘビにやられたとか、
 カラスにやられた等、悲しい話しか聞かないからです。
 それよりも、元気に飛び回っている幼鳥を撮る方がいいですから。
 こういう写真が撮りたいですね。2017年7月撮影。
サンコウチョウ幼鳥1707cf45.jpg

サンコウチョウ幼鳥1707cg45.jpg
さて、前回も載せたオオルリ君ですが、

●また、近くにやってきてくれました。すぐそこ3m。
 やっぱり、警戒音も無いし、警戒もしてないようです。
オオルリ2307ae57s.jpg

※想像域を脱しませんが、ここは彼のお気に入りの場所で採餌と水浴びの場所。
 そこに私がいるので、出てこないのですが、我慢出来なくなって出てきた
 ・・・なんて。
 水浴び後です。5m。
オオルリ2307ad40s_e.jpg
羽繕いを始めました。
オオルリ2307ac57s_e.jpg

オオルリ2307af40s.jpg

時期的には、子離れも終わった頃。
疲れた体を癒して、換羽するのを待っているのかな。

と言う訳で、写真は奇麗には撮れませんが、オオルリ君が遊んでくれるので
癒されています。

ただ、上ばかり見ているので首がおかしくなってしまいました。

暑い夏がやってきました。林道は少しは涼しいのですが、湿度が高いと
やっぱり暑い。これから鳥枯れの時期。どうしようかな。

おしまい。

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コメント 6

風神

キセキレイの先導やオオルリの目の前での水浴びなど、やっぱり、takapy77さんは鳥達に愛されていますね(^^)
何が啼いているのかさっぱり分かりませんが^^;、こんな囀りやせせらぎの中に居ると、幸せな気分になれそうですね。写真撮りづらいのが、唯一の難ですね。
サンコウチョウ兄弟の、ほのぼのとする写真ですね。素晴らしいの一言です。鳥達に愛されないと、なかなか出会わない場面でしょうから。
by 風神 (2023-07-14 10:57) 

queso

アカショウビンの囀りも聞くことが出来たのですね^^。
オオルリやキビタキの囀りも美しいですが、あの鳥の囀りは別格です。
仰る通り、キセキレイは山道を案内するかのごとく、少し前を飛んでは
降りて尾羽をフリフリする・・・を繰り返すことがありますね。
サンコウチョウの幼鳥は可愛いですね。
今季は成鳥にも出会えませんでしたが、渡りの時期に期待したいと
思います。
あと一ヶ月程すれば、シギチの渡りもボチボチ始まりますね。


by queso (2023-07-14 11:47) 

ramblin

 私もサンコウチョウの巣を求めて歩くと言う事は
有りません。MFに来てくれる個体を観察するだけです。
 日本野鳥の会のガイドラインに「がんじがらめ」と言うのも
少し考え物ですが「鳥種」や「希少種」み関しては準拠するのが
適当だと考えます。何せ此方では人が集まり過ぎるので。
by ramblin (2023-07-14 20:46) 

takapy77

風神 さん、今晩は。
今日キセキレイは、行った時は1羽の先導でしたが、
帰りは3羽で、お見送りしてくれました。
オオルリ君は、もう何処かに移動したようで、姿がや囀りも
聞けませんでした。
サンコウチョウは、親子で元気に飛び回っています。
今日は、サンコウチョウの雄親が近くに来てくれました。
説明が無くて申し訳なかったのですが、2羽は兄弟では無くて
親子です。親が子供に給餌している所です。
親子なので似てますね。左が雌親で、右が子供です。

by takapy77 (2023-07-16 20:10) 

takapy77

queso さん、今晩は。
アカショウビンは、もう此処には居ないと思っていたので、
囀りで、居る事が分かって良かったです。
ただ、今年はヤブサメの鳴き声が一度も聞けませんでした。
耳が悪くなったせいなのかなと思い、以前撮った音声を
聞いた所、聞こえたので耳は大丈夫でした。
キセキレイの道案内は、私も何度か遭遇しています。
道沿いを飛んでいく習性があるのでしょうかね。
メダチドリは、そろそろ入ってくる頃ですね。

by takapy77 (2023-07-16 20:18) 

takapy77

ramblin さん、今晩は。
鳥見を初めた頃、私もサンコウチョウの巣を観察した事が
あります。
鳥見を重ねていくにつれ、色々な話を聞きましたが、
聞いた話は、蛇にやられたとか、カラスにやられたという話
ばかり、それから巣は探さない、見つけても近づかないように
しようと決めました。
確かに日本野鳥の会のガイドラインは、鳥に詳しい人から
みると、チョット厳しすぎという面もありますが、
詳しくない人が多いので、これでいいと思います。

私より、長く鳥見をやっている人も多いのですが、
なんでもありの人は、鳥の名前も知らない人が沢山います。

by takapy77 (2023-07-16 20:35) 

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