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今年は、どの子が越冬するのかな。 [野鳥]


池の様子を見に行って来ました。
この池は、1周しても2kmに満たない、住宅地の近くにある池です。
あまり大きな池ではないのですが干潟や芦原があり、
毎年アオアシシギ等や鴨が越冬します。
この池は、海岸から4kmほど内陸にポツンとある池にもかかわらず、
潮の干満の影響を受け、水位が変化します。
調べて見ると、ここは昔、海の底。大之浦と言う入江だった事が
分かりました。江戸時代に干拓によって埋め立てられたようです。
今でも、地面の下には海があるのかなと思います。

ちなみに遠州平野は、天竜川によって形成された平野です。
天竜川は、昔、暴れ天竜と呼ばれ洪水のたびに流れを変えていたそうです。
私の住んでいる場所は、川から数km離れていますが、
地面を掘って見ると、2m程下は砂と砂利の河原のような地層になっています。
更に掘り進めると5m程で地下水が出てきます。
今でも、地面の下に川が流れている事が分かります。

話を戻して、池の様子です。
鴨は200~300羽程度、シギは50羽くらいでしょうか。
(この写真に全てが写っている訳ではありません)。
大之浦カモ・シギ・サギ達2111ab40s.jpg

ただ皆さん遠くでお眠の時間。鴨は多すぎるので詳しくは見れませんでしたが、
オナガガモ・コガモ・ヒドリガモ・マガモ・ハシビロガモ・カルガモは
確認できました。
カモ・シギ・サギ達2111ad30s.jpg

シギチはセイタカシギ・アオアシシギ・ハマシギ・オオハシシギ。
それにケリが居るようです。ただ遠くて。拡大してもよく分かりません。
カモ・シギ・サギ達2111ab17s.jpg

近くに行っても芦原が被って良く見えませんが、なんとか離間から撮ってきました。

●セイタカシギです。2羽居ました。
セイタカシギ2211aa50s.jpg

●アオアシシギは15羽くらい居るようです。
アオアシシギ2111aa30s.jpg

●アオアシシギの中に1羽だけオオハシシギが確認できました(右の子)。
オオハシシギ・アオアシシギ・オナガガモ2211aa30s.jpg
時間が経つにつれて、徐々にシギ達が集まってきます。
オオハシシギ・アオアシシギ・ハマシギ2211af20s.jpg

オオハシシギ・アオアシシギ・ハマシギ2211ae40s.jpg
かなり集まりましたね。
オオハシシギ・アオアシシギ・ハマシギ2211ag30s.jpg

●拡大します。左上からオナガガモ、その右がオオハシシギ、右上の大きな子が
 アオアシシギ、下の群れがハマシギです。
オオハシシギ・アオアシシギ・ハマシギ2211ah20s.jpg

そこにセイタカシギもやってきて、シギ達勢ぞろいです。
オオハシシギ1、セイタカシギ2、アオアシシギ6、ハマシギ25、計36羽
写ってます。この写真の他にも居るので、総計ではシギは50羽程です。
オオハシシギ・アオアシシギ・ハマシギ2211ak45s.jpg

ハマシギは、みんな冬羽になってます。羽縁が白い子は1回冬羽。
 白くない子は、成鳥冬羽です。(上の大きな5羽はアオアシシギです)。
アオアシシギ・ハマシギ2211am20s.jpg

●鴨達を、もう少し見たかったのですが、近くにいる子が少なくて、
 今回は諦めました。オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ等です。
鴨たち2211aa57s.jpg

シギ達ちは、みんな越冬する可能性がありますが、毎年10羽程度になります。
さて、この中で、どの子が越冬してくれるでしょうかね。

おしまい。


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コメント 8

風神

圧巻ですね。
これほど多く居てくれると、目移りしてしまいそうです。バッテリーもすぐに切れそうですね。
私がいつも行く池(周囲1.5km)と同じぐらいの大きさですが、カモやシギの数が全然違います。こんなに多く来なくて、セイタカシギを1回見ただけでシギは全く見ません。同定勉強の為にシギも撮ってみたいです。
お目当ては、ミコアイサやカワアイサなんですが、同様に遠いんですよね^^;

by 風神 (2022-11-06 22:56) 

queso

今の時期にこれだけのシギ類を観察できるのは良いですね。
MFの河川敷では冬季観察できるのは、イソシギ、イカルチドリ、タシギ
の3種類となります。
鴨類も続々と飛来してきているので、これからが楽しみです。
by queso (2022-11-07 08:34) 

ramblin

 私の住む県内ではシギチの越冬するフィールドは
無いのでお写真の状況は羨ましい限りです。
 オオハシシギはシギチを勉強し始めの頃
タシギと間違えて恥ずかしい思いをしたことが有ります。

by ramblin (2022-11-07 20:44) 

えれあ

凄く沢山居ますね。
実際は凄く遠くなのでしょうから、探すのは難しそうです。

by えれあ (2022-11-12 15:44) 

takapy77

風神 さん、こんにちは。
シギが、これだけ多くいるのは今の時期だけです。
冬にも越冬組が居ますが、多くて10羽程度です。
鴨は、まだ少ない方で、多い時には1000羽を超えた年も
あります。この池にもミコアイサ、トモエガモ、シマアジ
等も入ってきます。近年はコハクチョウが毎年入ります。
カワアイサは、大きな川は遠くて警戒心が強いのですが、
住宅地に近い、小さな川に入ってくる群れは、警戒心が
薄く、近くから撮れます。そろそろ入ってくる頃なので、
その内、行ってみたいと思います。

by takapy77 (2022-11-13 15:38) 

takapy77

queso さん、こんにちは。
この池、今の時期が最もシギの数が多くなる時期です。
シギの渡りの最盛期は、水位が高く(農業用溜池も
兼ねているので)干潟が出来ません。
水位が低ければ、もっと多くのシギが入ってくるはずなので
少し残念ですが、仕方がありません。
鴨は、今後もっと増えると思いますが、多いというのも
探すのが大変になるので、贅沢な悩みです。
今年は、どんな鴨が見られるでしょうかね。

by takapy77 (2022-11-13 15:48) 

takapy77

ramblin さん、こんにちは。
こういう池があるのは、幸せだと思います。
シギチの渡りの最盛期に、水位を下げてくれれば、
もっといいのですがね。
4月後半~9月末はダメです。代わりにアジサシ類は
入ってきますが・・・。
オオハシシギは、タシギに似ていて間違い易いですね。
私は、オオハシシギに会ったのは、これで昨年に続き3年目
(1度は越冬しました)なので、分かるようになりましたけど。

by takapy77 (2022-11-13 15:55) 

takapy77

えれあ さん、こんにちは。
この池には、野鳥観察用の場所がありますが、そこから
鴨やシギチまでは遠い事が多いです。偶に近くに来て
くれる時があり、運が良ければ近くから撮れます。
今回は、芦原の影に居たので、被った写真が多かったのですが、
葦の離間から何とか撮ってきました。
沢山居ると探すのが大変ですが、贅沢な悩みですね。

by takapy77 (2022-11-13 16:01) 

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