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猛禽類を集めてみました。 [野鳥]


公園で、探鳥をしていると、トビが良く飛んでいるのですが、
時々、違う子も飛んでくるようになりました。

数は少なく、遠くばかりですが、今月見た鷹類を集めてみました。
この時期、寒暖差が大きく午前中は、空気の揺らぎが大きくて
遠くだと、解像しないのですが、気温が安定する午後3時頃に
出てきてくれると揺らぎが小さくて、遠くでも、なんとかなります。

●まずはチュウヒ。遠くを飛んでいたので豆粒ですけど、まあ今シーズン初
 という事で。(チュウヒは漂鳥で、東海地方でも繁殖している為、
 冬鳥ではありませんが、当地は越冬地なので、冬にしか見られません)。
チュウヒ1810aa20.jpg

チュウヒ1810ab20.jpg

●地付きのノスリも増えてきたようで2個体見られました。
ノスリ1810ca30.jpg

ノスリ1810da25.jpg

●ハイタカも渡ってきたようです。
ハイタカ1810aa25.jpg

●ハヤブサ(成鳥)も、たまに飛んでます。
ハヤブサ1810aa25.jpg

ハヤブサ1810ab20.jpg

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居なくなると寂しいね。 [ノビタキ]


まだ、鳥見を始めたばかりの頃は、ノビタキも珍しくて
遠くの田園まで行って撮っていたのですが、年を重ねるにつれて、
ノビタキは、結構近場にも居る事が分かってきて、
自宅から歩いて行ける田園にも、ノビタキが居る事を知って、

今年も、早い時期に渡ってきたので、その内に撮れると思ってましたが、
その後の台風や長雨などがあって、いつの間にか居なくなってしまいました。

こりゃ困ったと、探しましたが、見つからず。ところが、カメラを持たずに、
散歩していると、ノビタキがチョコチョコと出てきて、一緒に散歩して
くれたりして。
こんな所に居たんだと、散歩を終えてからカメラを持って、撮ってきました。
その後、いつもの所にも来るようになって、
結局、沢山撮れました。
ノビタキ1810dc40.jpg

ただ、先週からの冷え込みで、もう渡ってしまったようで、
日曜日には、見られなくなりました。
代わりにジョビやビンズイなどの冬鳥がやってきました。
昨年は、月末まで見られたので、またヒョコっと出てくるかもしれませんけど、
居なくなると、寂しいですね。

●ということで、今回は可愛いノビタキです。
ノビタキ1810cf50.jpg

ノビタキ1810ch40.jpg

ノビタキ1810cc45.jpg

夏羽残りのガングロ君も居ました。
ノビタキ1810ba25.jpg

ノビタキ1810bg57.jpg

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天気が、コロコロ [イカルチドリ]


土曜日は、久しぶりに青空が広がり、長袖では暑かったのですが、
午後からは、雲行きが怪しくなり、真っ黒な雲が近づいてきて
ゴロゴロと雷が。その内、大粒の雨が降り出し、気温も一気に
7~8℃下がって、15℃。上着を着ても寒いくらい。
秋の天気は変わり易いといいますが、こんなに変わると体調が
おかしくなりますね。
今日は、全国的に晴れるようですけど・・・。

今回は、川と池に居た鳥さんです。

●まずはイカルチドリです。いつもは河原に居るんですけど、石ころが保護色に
 なって見つけられません。この日は、河川敷に出てきてくれました。
イカルチドリ1810aa25.jpg

川の上を飛んで、こっちに向かってきます。10羽くらいは居ました。
イカルチドリ1810ac25.jpg

そして、近くに降りてくれました。
イカルチドリ1810ad40.jpg

イカルチドリ1810af25.jpg

●今シーズンは、近所で越冬するクサシギが見られなかったのですが
 久しぶりに、見られました。今年も越冬しに来てくれたようです。
クサシギ1810ab30.jpg

クサシギ1810ac25.jpg

●クサシギの近くには、イソシギとキセキレイが居ました。
イソシギ・キセキレイ1810aa30.jpg

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公園の小鳥さん。 [野鳥]


最近は、天気もパットせず、どんよりと曇った日(時々雨も降って)が多く
肌寒い日が続いています。10/16には、最低気温が12.6℃まで下がり、
寒くて、風邪を引きそうです。
ついこないだまで、暑い暑いと言ってましたが、最近は、寒いです。
(今日は、晴れ間もあって暖かくなりましたけど。)
なんか、過ごしやすい秋が来ないうちに冬になりそうです。

さて、今回は前回ムシクイさんを探している時に、チョコチョコと
出てきてくれた公園の、小鳥さんです。

●エゾビタキは、今年は例年より少なかったのですが、それでも
 2個体入ってきてくれました。
 松の木の天辺に止まったいたエゾビタキです。
エゾビタキ1810cc25.jpg

その内、下に降りてきてくれました。(同個体です。)
エゾビタキ1810cd50.jpg

●この子は、別個体ですけど、脚を怪我しているようです。
エゾビタキ1810db35.jpg

右脚が悪いようですけど、元気でした。
エゾビタキ1810dc35.jpg

●コサメビタキも、今年は少なかった感じです。
コサメビタキ1810ba30.jpg

●その代わりというか、キビタキは多かったです。黄色い雄成鳥を
 こんなに多く見たのは初めてです。
キビタキ雄1810ab35.jpg

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悩みのムシクイさん。 [メボソムシクイ上種]


昨年、悩んだムシクイさん。今年は何とか決着を付けたいと探しました。
今年も何とか、会うことが出来ましたが、やっぱり答えは出ず。
また、来年に持ち越しです。
なを、メボソムシクイ上種3種の内、コムシクイは、渡りの経路が違い
(日本海側離島で見られる事が多い)当地では殆ど見られない為、
除外して考察しています。

今年は、10月2日に1個体、10月8日に2個体の3個体が見られました。
(白い翼帯の状態などから個体識別しました。)

●10月2日撮影の個体aです。
 嘴下面に黒斑があり、脚は肉褐色でピンク味が乏しいので、
 メボソムシクイ又はオオムシクイです。
メボソムシクイ1810aa40.jpg

もう一度、おさらいです。昨年載せた記事です。
https://takapy77.blog.so-net.ne.jp/2017-10-15

普通に撮っても、P10は殆ど写りません。
メボソムシクイ1810ac40.jpg

メボソムシクイ上種3種。コムシクイ、オオムシクイ、メボソムシクイは
外見上の傾向はありますが、殆んど同じ外見で、明確な識別法は、ありません。
(捕獲して細部を調査出来れば、識別可能ですが、許可なく捕獲すると
 犯罪になり、捕まりますので、それは出来ません)。

ただ囀り、地鳴きが違うので、外見上の傾向と併用する事で識別する事が出来ます。
ただ、見られるのは、殆ど渡りの個体で、困った事に、渡りの時期は、
殆んど鳴かないのです。

今年こそ地鳴きが聞ければ、と思いましたが、結局聞く事が出来ませんでした。
メボソムシクイ1810ad30.jpg

外見上の識別で、最も有効なのが、
最外側初列風切り(P10)と最長初列雨覆い(PC)との長さの差ですが
これも、種の識別というよりは、繁殖地の緯度との相関の方が大きく
繁殖地の緯度が高い程、小さく(P10が短くなる)なるようです。
繁殖地の緯度は、高い順からコムシクイ、オオムシクイ、メボソムシクイ
なので、種により差が生じるのです。

P10,PCは下記の矢印の部分です。この個体はP10が長くP10-PCは2mm程度でした。
メボソムシクイ1810ad12jb.jpg

オオムシクイでも緯度が低い所(例えば北海道)で繁殖する個体は、P10が長く、
メボソムシクイでも緯度が高い所、(例えば岩手)で繁殖する個体は、P10が短い
傾向にあり、個体差を考えると、かなりの部分で重複します。
渡りの個体は、何処で繁殖したのか分からないので、識別の決定打にはなりません。

ただ、P10とPCが同じ長さ(差が0.5mm以下くらいまで)であれば、
メボソムシクイが繁殖していない緯度になる為、オオムシクイの可能性が高くなり、
また、P10がPCに対し3mm以上長ければ、オオムシクイが繁殖していない緯度に
なるため、メボソムシクイの可能性が高くなり、識別の参考になります。

ただ、この中間(0.5~3mm)の個体は、個体差で重複するため、
識別の参考になりません。

メボソムシクイ1810af35.jpg

別角度から見てみると
メボソムシクイ1810ai35.jpg

同じ個体でも見る角度によって、P10-PCは1mmくらいに見えたりします。
メボソムシクイ1810ai20.jpg

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秋は何処へ。 [野鳥]


10/8(祝)ムシクイさんを探しに近くの公園へ。
青空が広がり、抜けるようないい天気。

ムシクイさんは居ましたが、また遊ばれて歩き疲れてしまいました。
ムシクイさんは、また今度紹介する事にして、今回は別の話です。

平地の上空は、抜けるような青空なのですが、東~北方向の山の方には
雲が広がっています。こんな感じ。これ入道雲。夏の雲ですよね。
ここ数日は、夏に戻ったような感じで30℃超え。こんな雲が出ていると、
秋じゃないですよね。
雲1810aa57b.jpg

でも、この雲が発生しているという事は、上昇気流が発生しているという事、
もしかすると、この上に鷹が渡っているんじゃないかと、見てみると。
居るじゃあ~ありませんか。肉眼では何も見えないのに、見つかるとは。
ビックリ!。

●多分サシバです。40羽くらいの鷹柱でした。蚊のようにしか見えませんが
 何しろ、約5~6km先(画角から、ざっと計算すると)ですから。
鷹柱1810aa35.jpg
どんどん上に上がって行きます。
鷹柱1810ab35.jpg

鷹柱1810ac35.jpg

等倍に拡大しても。豆粒(1280ピクセルで4000mm相当になります。)
鷹柱1810ab12.jpg

と、いう訳で10/8にも沢山の鷹が渡ったようで、弾切れではありませんでした。

あとは、前回、山で鷹見したときに遊んでくれた小鳥さんです。

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鷹の渡りも見ないとね。 [サシバ]


台風前日(9/29)関東や本県東部では、多数の鷹が渡ったようですが
時間などを考慮すると、多くの鷹は当地東部で、塒入りしたと
思われます。そこに台風(9/30)。翌日は、吹き返しの西風が強く
渡るはずがない。すると次の日(10/2)は、渡るはず。この日を逃す
手はないと、気合を入れて早起きしようと思いましたが、寝坊しました。^^;

遅くなったけど、近くの山へ鷹を見に行ってきました。
当日は平野部は西風がまだ強かったのですが、山の方は殆ど風を感じない。
西風が強いと、鷹は数飛ばないが低く飛ぶので、写真を撮るには
いい条件。しかも少し雲はあるが、天気もいい。

予想通り、鷹は低く飛んでくれましたが、コースがいつもと違う。
通常は、東北東方向から西南西に飛ぶのですが、この日は南東方向から
北西へ飛んで行きました。平野部の風が強いので平野部に出た
個体が、山の方へ移動してきたと思われます。

南東から、飛んでくるので、もろ逆光。これだけが誤算でした。
風向きの関係で、上昇気流は無いようで、鷹柱は見られませんでした。

●最初に、虹色の飛行機雲が見られました。
飛行機雲1810ab50.jpg

●現地に着いて、まずやってきたのがチゴハヤブサ。
チゴハヤブサ1810aa20.jpg

チゴハヤブサ1810ac20.jpg

●しばらくしてサシバ(幼鳥)が飛んできました。
サシバ1810ab30.jpg

サシバ1810ac35.jpg

サシバ1810ae35.jpg

サシバ1810af40.jpg

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飛びものを少し。 [チゴハヤブサ]

さて、今回は飛びものです。

先週だったと思いますが、公園に行って小鳥さんを探したのですが
小鳥さんは殆ど抜けていて、キビタキ、コサメが少し居た程度でした。
探鳥の途中に、すぐ近く(10mくらい)にツツドリらしい鳥が
飛んできて止まろうとしてましたが、すぐに此方に気付いて
木に止まらずに、Uターン。そのまま飛んで行ってしまいました。
その後、公園中を探したのですが、ついに見つかりませんでした。

仕方なく、河川敷を眺めていると一羽の鳥が飛んできました。
ハヤブサだと思ったのですが、違いました。

●チゴハヤブサ幼鳥です。
チゴハヤブサj1809aa30a.jpg

チゴハヤブサj1809ab30.jpg

●しばらくすると、もう1羽。おっと、さっき居たツツドリ?ではありませんか。
 (カッコウ類3種、カッコウ、ホトトギス、ツツドリの幼鳥の羽衣(幼羽、1回冬羽)
 については、明確に記述された文献が無いので、私は識別に不安があります。
 今回の個体も幼鳥であり、明確に識別出来ないので、とりあえずツツドリと
 してますが、違うかもしれません)。
ツツドリ?1809aa25.jpg

ツツドリ?1809ab25.jpg

ツツドリ?1809ac25.jpg

ツツドリ?1809ad25.jpg

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